昨日、

これまでの日本的企業システムの強みを

一つ目は、

均質でレベルの高い人的資源の企業内開発と

二つ目は、

その集団的有効活用にその多くを担ってきたと書きました。

成長神話が過去の言葉になった今、

かつての日本的企業システムが

企業自身の体力を奪い

社員の自己実現の喜びを低下させる弱みにすら

為りつつある。

『競争の哲学』と

『市場原理』による

企業の業績と個人の自立(新しい自己実現)の連動に

不可欠な資質・能力とは、

1、収益に貢献するリーダーシップ

2、収益に貢献する企画立案力

3、収益に貢献する創造力

4、収益に貢献する専門的知識

5、収益に貢献する技能・技術

などの総合力なのです。

これは

個人に属する異質や能力である為

これまでの

均質な人的開発の仕組みや制度には馴染みません。

端的に言うならば

『あなたの専門は何ですか!?』…。

『マーケティングが専門でこのようなプロジェクトでこれだけの成果を挙げました』

と、

言うような問答を組織化原理に連動させる為の

新しい教育とは、

人材の二極化を図る…。即ち、

※ストック型人材

 将来のビジネスリーダーとなる基幹社員

(長期安定雇用の長期蓄積能力型)

※フロー型人材

 パート・契約社員・派遣社員などの業務フロー社員

(短期勤続雇用柔軟型・有期雇用契約型・高度専門能力活用型)

ストック型人材の開発・活用を支援と言うことは

旧来型の画一化した教育ではなく

新しい教育を導入すべきと考えるが、

第一に、

個人の自立の支援をその柱とし、

第二に、

機会均等・結果(納得)の当事者能力の開発と自己責任に

担うところにあると考える。

この様に

個人の自立を支援する教育の営みこそが

結果的に企業の高い業績を生み出す力になると信じます。