業種に限らず

昨今の

売上の低下には、各社、

頭を悩ませている。


それこそ、

鎬を削って日々厳しい試練に耐えている人も多いことだろう。


鎬を削る・・・の

鎬とは、

刀身の刃と棟(むね)との間を縦に走り

稜線をなして高くなっている箇所を指し

鎬を削るの意味は、

侍同士が

両刃を交え切り合いをする際に

鎬が互いに

強く擦れて削り落ち互いに激しく争うことを現す・・・。


商売を

競い合って

その競争の中で

どんな人材が育つのかが

その会社の売り上げを

伸ばす大切な要素である。


人材・・・。


人材にもいろいろな人材がある。


1、人材(人財)

  その企業・組織にとって『財産』になる人。

  激しい企業戦争に自社を勝ち残せることができるだけの

  技術力・専門的知識を持ち、実践できる社員。


2、人剤

  組織の活性剤・潤滑油になれる人。

  その人がいるだけで、職場の雰囲気がパッと変わる。

  ハイレベルの専門知識で周囲から尊敬されている様な人もあれば

  職場の空気を明るく和やかにするのが自然とできる人。

  また、職場に活気を与える人。表現を変えると『出る杭』の人。

  ともすれば淀みがちになる職場から頭一つ出た逸材。

  『出る杭は打たれる』の言葉通り、

  下手に出ているから打たれる。

  『出過ぎた杭を打つと打つ手の方が痛くなる。だから、打たれない』


3、人在

  読んで字の如く、ただ、存在しているだけの人。

  食料品なら賞味期限の切れた何の役にも立たない社員。

  年功序列も終身雇用も崩壊。リストラ全盛時代に人在を

  養っていく余裕は企業にはもはやない。


4、人罪

  存在していることが『罪』になる管理職のこと。

  その典型は『若手の社員を潰す上司』

  『そんなの無理だよ』 『うちの会社では前例がない』

  『お前、10年早いよ』 『俺も取り組んだけど無駄無駄』

  『俺たちが若い頃には…』

  変に成功体験の多い上司ほど存在が邪魔になることもある。

  

いろいろな人材が存在するが

真剣(刀)と真剣(刀)で斬りあう武士のように

鎬を削り合うような仕事を

男に生まれた以上

真剣に取り組んでみたいものだ。