研修中のコメントで

皆さんに話した蛙の話を思い出してください。


水槽の中に水をはり、

その中に蛙を泳がせます。

底から

急激に熱を加えると

蛙は、

全身の力を絞って水槽から脱出します。


しかし、

徐々に水槽の温度を上げていくと

水温の変化に気付かないまま

蛙は、

茹で蛙になって死んでしまいます。


企業もまた然りです。


研修で

私は、創業者や社長の心は常に危機感でいっぱいなんだ。

と、

言う話をしましたね。


誰の眼にも見えてとれる

急激に襲ってきたピンチには、

全員が心を一つにして対応ができるので

乗り切ることができるでしょうが

もし、

茹で蛙の状態が会社を襲っていたとすれば

それこそ、

蟻の一穴から土手が崩れるように

気が付いたときには

既に死に体となって時き既に遅し・・・です。


この様な組織の崩壊をさせてしまう危機には、

中々、

即効性のある対処法がないのです。


同業他社より一歩先に出れば出るほど

成長すれば成長するほど

一層の完璧さを目指して

他社の良い事例も学んでいく柔軟性が欲しいのです。


私達一人一人についても考えてみましょう。


自らの周りに

茹で蛙のような輩はいないでしょうか。

出る杭にもなれずに

朽ちてしまう杭になっていることはないだろうか。


社内の中にも

見習うべき仲間がいることに気が付いて欲しい。

もちろん、

世の中には、

もっと、たくさんの見習うプロが存在する。


社内で

『鶏冠の先っちょ』で威張り散らすのではなく

世の中にでれば

自分の存在など小さいものであります。


真のプロフェッショナルとは、

成長すればするほどに

自分をより厳しく鍛えることのできる人のことを言うのです。


会社の為に。とは、言いません。

むしろ、

自分の為に

更に、更に自らを鍛えて欲しいなと

願わずにはおられません。

それが、

ひいては自らの幸せの為になるのですから・・・。