私の好きな言葉に

道元法師の言葉があります。


『焚き木灰となる。更にかえりて、もとの焚き木となるべきにあらず。

かの焚き木灰となりぬる後、更にかえりて焚き木とならざる如く。

人の死ぬる後、更に生とならず。生は絶対の生。死は絶対の死』と

言う言葉があります。

私たちは、

まさに一本の焚き木として生まれてきました。

母親の胎内に

命の灯を灯してから

その命を燃え始めているのです。

燃え始めた以上は、

灰になるまで

燃え続けるしかない。

こうしている瞬間も

刻々と

命の灯は燃え続けています。

炎が上がらず、

ぶすぶすと燻っていても

いずれは灰になる。

天に届くような

火柱になって燃え上がっても

灰になるのは

同じことである。

絶対に戻ることのない

私たちの

人生をどう燃焼させるか。

私たちの人生も一度限りです。

たった一度しかない

この機会をフルに活用して

勇気をもって

自らの課題に挑戦して欲しいのです。

人生とは、

自分を変えていく歴史であります。

何回変えることができるか。


変化のきっかけは、

学ぶ機会から生まれます。

私たち人間の中に、

完璧な人間などと言う者は、

何処にも存在しません。


己を磨くと言うことは、

それに近づくことに他ならないのです。

困難な問題に挑戦するたびに

鍛えられ、

活力を増し、

活発に活動を始めます。

そして

その能力の発揮は

無限の可能性を秘めているのです。