学ぶのを止めた途端に、人は老い始めるもの


[メモ魔になろう!]


私は、

前職の関係上、学校関係の方々や企業の社員研修などで

講義や話をする機会が多いのですが、

研修会場などで面白いことに気付きます。


学校関係者では、

今、

担当しています大検取得系のフリースクールでの

「職業指導」などは、

単位を取得する関係もあり、

「メモ」をとる学生が多いのは当然なのですが、

学卒新入社員研修も含めて、

若いビジネスマン・OL層は、

話を一生懸命聞いてはいる様なのですが、

殆どの人が「メモ」を取りません。


それに比して

管理職研修や幹部社員たちは、

熱心に「メモ」を取っているケースが多いのです。

そこで「学ぶ」ことに関しての「メモの重要性」について、

若干触れて見ようと思います。


私たち人間にとって大事なことは、

「見る→やってみる→覚える」と言うことです。

この関係を合わせて「学ぶ」と言うのだと、

私は思っています。

しかもこれは生涯続けなければならないもので、

「学ぶ」ことを止めると途端に

人間は老いを加速させ始めるものです。


皆さんの周りをご覧になれば、

一目瞭然、

一流と言われる経営者が、

年をとっても皆若々しいのは、

いつまでも「学び」続けているからです。


会社の経営同様に

何事に対しても「これでよし」とはしない。

常に新しいことを貪欲に吸収しようとしているのです。

学んでいる間は若々しいのは、

脳細胞の働きからも証明されています。


効率的に「学ぶ」方法のベストな手段として、

「メモ」を取る習慣を身につけろと、

私は申し上げたい。


私たち人間はごく普通の人で

聞いた事・学んだ事の内12時間経つと30%は忘れてしまうし、

24時間経つと70%は思い出せなくなる。

しかも10日経ったら90%は記憶から消えると言われています。


大事だな・知っておいた方がいいなと思うことは、

メモを取っておく習慣をつけておいたほうが良いと思うのです。

そのメモを見れば、

そのことばかりでなく、

当時の状況なども思い出した経験は、

皆さんにもあると思います。

人間の脳の働きは不思議なもので、

記憶の引き出しのようなものがあり、

それを探し当てれば意外なことまでも思い出す(フラッシュバック)もので、

その引き出しを探り当てる「カギ」が「メモ」なのです。


私は、先生の影響でいつも「メモ」をとる時に、

自分なりの「記号」を「メモ」の頭につけておきます。


一つ目はS」です。・・・学んだこと/教えられたこと(STUDY=S)


二つ目はT」です。・・・感じたこと/気付いたこと(THOUGHTS=T)


三つ目はR」です。・・・ルール化したこと(RULE=R)


同時に、

その日「メモ」したことは、

どんなに遅くなっても、呑んで帰っても、疲れていても、

その日の内に「メモ」を整理して、

上記のようなまとめを付け加えるようにしています。


洪水の様な氾濫している大量の情報の中から、

役に立つものを、

どの様に取捨選択するかは、

仕事にも大いに影響してくるものです。

すべて習慣化してしまえば苦にならないはずです。


平成20年2月19日DMP社内訓練フォローアップから抜粋