カスパロフ(チェスの世界チャンピオン)がCOMに負けたのはずいぶんと前の話。

たしか「底なしのものを感じた。」とは対戦後の感想だったかと。

まさか自分がそれと同じ感覚を経験をすることになろうとは、、、。


GPSの強さに「底なし」を感じたのは対戦したみうみうも同様だったかと、、、。

相手の水平線がこちらを完全に上回っているとそうなりますよね。

「どこがわるかったのか分からない。」というコメントがそれを物語っています。


どうやら30手先を読まれるともう人間には「対戦相手の底」が見えなくなる様です。

22~23手あたりが人間とちょぼちょぼの勝負ができる限界ですか。

ツツカナくんあたりがちょうどよろしいのです。


ボンクラーズの評価関数の読みも22~23手あたりでしょうか。

GPSはそれを670台連結の力技で30手まで広げているようです。

ですからボンクラの評価関数がプラス~マイナスを行ったり来たりして、そのたびに
観衆が喜んだり落胆したりしてもGPSはー1000辺りで一定でしたものね。

GPSは先を読んでいたので評価関数はばたばたしないのです。


人間が「大局観」と呼んでいたものは所詮はその程度のものだったのでしょうか。

30手先を読まれると「手も足もでなくなる」とすればそういうことになりますね。

伊藤氏の主張の信憑性が高くなってしまいました。


米長さんは「棋士の3勝2敗」の読みでした。

最悪でも上位の2人は勝つだろうと。

そう思っていたでしょう。

でも結果は米長さんの想定をこえましたね。

まさに将棋界にとっては「黒船来襲」になりました。


ちなみに「COMの思いつかない手を指せばよい」とはよく聞きます。

残念ですがCOMは「可能性のある全ての手」を読んでいきます。

将棋の世界の広さを30手先までですが、COMの能力がカバーできる
時代になったのです。

コトバを変えると「人間が思いつかない手をCOMが指すのがあたりまえ」
とこうなります。


すごい時代になりました。

ここまでは大山名人の読みがちです。

さてここからの展開はどうなりますやら。

「人の知恵」に期待したいところでありますね。

PS

蛇足ながら、ご参考までに・・・神の棋譜