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「両耳の聞こえない作曲家」として知られていた佐村河内守(さむらごうち・まもる)さん(50)の楽曲が別人の作品だった問題で、佐村河内さんは12日未明、報道各社に「お詫び」のファクスを送付した。直筆文字で『3年くらい前から言葉が聞き取れる時もあるまで回復していました』と明らかにした。
『今まで私の起こしたことについて深く謝罪したいと思いペンをとりました』と始まる文書では、ファンや音楽関係者、ソチ五輪男子フィギュアのショートプログラム(SP)で自らが作曲したと偽った「ヴァイオリンのためのソナチネ」を使用する高橋大輔選手(27)ら『多くの人たちを裏切り、傷つけてしまったことを、心から深くお詫びいたします』としている。
一方で、6日に「ゴーストライターを18年間やっていた」と名乗り出た桐朋学園大非常勤講師の新垣隆(にいがき・たかし)さん(43)が「初めて会ったときから耳が聞こえないと感じたことは、一度もない」と会見で明かしたことには“反論”。
『耳が聞こえなくなって手話サークルに参加して、それから聴覚障害2級で手帳をもっていることはまちがいありません』としながら『実は最近になって、前よりは、少し耳が聞こえるようになっています。三年くらい前から、耳元ではっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、こもってゆがむ感じはありますが言葉が聞き取れる時もあるまでに回復していました」と告白している。
佐村河内さんによると体調にも左右されるとのことで『2月4日に初めて弁護士さんに会った時は、今も全く聞こえないと言ってしまいました』と弁解している。
そのうえで、『専門家による検査を受けて、その結果二級ではないと判定されたのなら、手帳は必ずお返しいたします』と表明した。
また、妻に迷惑をかけていることにも触れ『妻が望むなら、離婚してもいいと思っています。そのことは妻の判断に任せます』と言及している。
手紙にまとめたことで『やっと気持ちが整理できましたので、近い内に必ず公の場で謝罪をさせていただきます』と結んでいる。
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