洗骨、なんて聞いた事ない人がほとんどなんだろうなぁ。。。
実際に作品中唯一の本土の人間である「店長」が、この風習を
聞いてかなりびっくりして法律に触れないの?とか、ここ日本?
とか驚いてたもんな~![]()
かくゆう私も、実際に知ってるわけではなく大昔の子供の頃に
うちの先祖にそういう風習があったと聞いた・・・気がするって程度
の記憶ですが![]()
どこまでがネタバレなのかわからないから書きにくいけど、風習
としては、亡くなってから4年後に風葬した骨を出して洗うという
もの。両親を亡くして数年経っているのに、やはり当時の気持ちを
思い出して泣きながら観ちゃった![]()
愛する妻を亡くした夫が、現実を受け止められずに「起きたら朝
いるかもしれないと毎日思う」生活を4年も続けていたシーンで
号泣。2度家族の死に立ち向かわないといけない辛い風習の
ようにも思うけど、きちんと自分たちの手で見送ることができるし
気持ちのけじめがつけられるんじゃないかなぁと思ったな。。。
ラストショットがとにかく素晴らしかった
生と死の対比のような
命をつなぐバトンタッチのような、なんとも愛のあるラストショット。
なんで私、出てないの~
と悔しかった(苦笑)
ただなぁ、、、なんでQ太郎さんなのかしら?う~ん、たぶん
意図としては適任なんだろうけど、なんかなぁ。。。って残念に
思ってしまった![]()
「信子おばちゃん」がかっこよかった
陰口をたたく隣人に
喝を入れたり、旦那を「お前」呼ばわりしてこきおろしたり(笑)
だけど、怖いだけじゃなくてあったかい人だった![]()
主演の奥田瑛二さんもさすがだったなぁ
最初は妻の死を
受け入れられない飲んだくれでおどおどして残念なおとうなんだ
けど、現実を受け入れた瞬間のキリッとした目つき。でも
娘の緊急事態にはおろおろしちゃって可愛いおとう。
「にいに」と呼んでるのを聞いて、新垣結衣さんと妻夫木聡さんの
映画を思い出したり、工場跡地って「怒り」って映画でも使って
なかったかなぁと思ったり、上映中ずっとしゃべってるおばちゃん
連中がうるさいなぁとイライラしたり、色々忙しい鑑賞でした![]()
