いやもちろん出演したわけじゃないよ
(笑)

役者としてお恥ずかしい限りですが、日本の伝統芸能に興味は
あっても落語や寄席には行っても、歌舞伎はなかなか敷居が
高いというかご縁がなくていけませんでした

それが今回、突然のご縁
入ってみたら前から2列目の

どセンター
初めての観劇がこんな素敵な場所じゃ、今後の

チケット予約に影響でちゃうじゃない・・・と思いつつも、あまりの
良席にびびりながらの鑑賞でした

作品はこちら。「壇浦兜軍記」「あんまと泥棒」「二人藤娘」

市川中車さんかぁ・・・と思って写真見てて、名前知ってたのに
写真で気づかない愚か者な私
香川照之さんでした


生であの顔芸(失礼。苦笑)をあんな間近で観れて良かったぁ


そしてなんといっても美しかったのが玉三郎さん。遊女:阿古屋
として、愛する人を想い涙するシーンではもらい泣き

お琴に三味線に胡弓と、素晴らしい生演奏を披露していただき
ました。胡弓って生で初めて見たけど、弓はピーンと張ってる
わけじゃないのね!難しそうだったぁ。。


時間がなくて顔がちょびっとしか写ってないのですが・・・

日本舞踊ではメジャーな「藤娘」を二人舞にアレンジした作品。
阿古屋も藤娘もとにかく衣装が素晴らしかった

阿古屋のまな板帯にほどこされた孔雀の刺繍に牡丹。絢爛豪華
な髪型も重いだろうなぁ。。とか、着物と合わせて重量どれくらい
あんのかな、なんて変なことも思いながら見惚れてました。
二人藤娘の衣装も、ひらがなの「い」の字を10書いて「し」で
まとめて(藤の花みたいな模様になると想像してください
)

「いとし(愛し)」という模様になってる帯やお着物。着物はもちろん
美しいのだけど、所作の美しさにも魅了されました。指の爪の先
まで気を遣い、視線ひとつも計算されつくした女性よりも女性
らしい美しい所作。
梅枝さん(写真右)が31歳、壱太郎さんが24歳だそうで。
背中の柔らかさにもびっくりしたなぁ
イナバウアーだったよ


あの衣装とかつらを着けてのイナバウアーだから、相当な
筋力が必要かと思うから、プロだなぁってしみじみ。
そんなこんなで、玉三郎さんの阿古屋に見惚れた気持ちのまま
幕間にお弁当
アナゴのちらし寿司ぃ


