元旦那様(役)の佐山さんが主宰の劇団(団体?)の上弦公演を
観てきました 役者仲間のばんちょうこと林さんが、初めての
悪役をすると連絡をもらったので、それが一番楽しみで参上
お話は名刀5剣を手にしたものは天下を手中に治めることが
できるという噂(言い伝え?)のもと、殺し合いが繰り広げられる
場所。刀を女性にみたてるファンタジーでした
色々ツッコミたい部分も多々あるけれど、こういうファンタジーは
大好きだ~ 刀が人間の女性としての型と魂を持ったがゆえに
発生する「愛」や「情」が交錯し、天下を取らんと翻弄される人間
たち。死ではなく人間の型の消失と言う形で消える刀。浪(なみ)
という刀の型が消える瞬間、愛してやまず守りたかった姫を
そっと後ろから抱きしめて消える瞬間は泣けた~
ばんちょうは、歌舞伎者な悪役だった 彼に所持された刀の
女性も花魁風で素敵だったなぁ。ばんちょう扮する山三郎が
彼女に愛を語ったとき「惚れた女がたまたま刀だっただけ」・・・
みたいな事を言ったのだけど、器が大きいというかなんか感動
しちゃった
山三郎が死ぬ時、彼を倒したのが主役の主水なのだけど、
かなりの手練れだった山三郎を倒したはずなのに、「あんた
やっぱ強ぇよ」ってはなむけの言葉を贈ったのが、素敵な脚本
だと感動。強かったと過去形ではなく、進行形で強いと讃える
のって粋じゃない?
音楽がものすごく良かったんだけど、チラシになんの明記も
なかったから既存の曲なのかなぁ?サントラ欲しいくらい(笑)
久々に小劇場の芝居を観た気がするけど、面白かった~