すごく面白かった・・と言っていいのか微妙だけど、人間の本質を
問う問題作ってイメージで、かなりのめり込んで観てきました~
ロリコンの変態クズ人間・・・な犯人。彼にかけられた賞金は10億。
生かしておいていいはずがないと思えるヤツだけど、命は命、
簡単に奪っていいはずがない・・・という葛藤が苦しい作品でした
私は、残酷な事件ほどその犯人を簡単に死刑にしないで、同じ目に
あわせ苦しめるべきだと感じるので、この映画みたいに賞金が出たら
それもいたいけな子供が犠牲者となれば殺してやりたいと思うかもな
って思いながら観てました。
心に抱える小さな闇をつつかれ葛藤に苦しむ主人公(大沢たかお
演じるSP)。生かす価値もないクズ人間を刑務所に入れても、出所
したら再犯するに決まってる。その時犠牲になるであろう少女に
なんて詫びの言葉をかけるんだと問われ悩む主人公。確かにねって
思う。でも・・・殺していいのかな。。。
そんなクズ人間を守る価値があるのかと悩みながらも、仕事を全うし
命を落とす刑事の姿に、客観的に観てるはずのこちらまでもが涙を
流しながら「守るべきなのだろうか」と考えさせられる。
確かに犯人を殺したからといって、被害者が帰ってくるわけじゃない。
でもヤツが生きてるのは許せない、かといって人の命を奪っていい
理由になるわけじゃない・・・。実際にそういう心境になった遺族の方たち
を心中を想像するだけで胸が苦しくなる。
ほんの数ミリ程度の理性で思いとどまっているのが「人間」である証で
あって、むやみに殺していたら動物と同じ。そのはざまに苦しむ人間
たちのドラマって感じかな。とてもいい映画・・・って表現はいいのかな。
言葉がみつからないけど、面白かった
なによりも!!まったく知らなかったんだけど、主題歌が氷室京介さん
だったんだもの~っ最後の最後でテンションMAXさっ(笑)
ただね・・・。結構広い映画館だったのに、貸切だったから・・・ちょっと
怖かったよ