　女性アイドル軍団、ＡＫＢ４８の秋元才加（さやか＝２２）が、２月２７日開催の「東京マラソン２０１１」でフルマラソンに初挑戦することが２６日、分かった。昨秋、知人男性（５６）を自宅に泊めた報道で周囲に心配をかけたと振り返る秋元は、「私を支えてくれた仲間やファンのみなさんに、リスタートの気持ちで新しい自分を見せたい」と、あえて苦手なマラソン克服を宣言。「目標は完走！」と４２・１９５キロを走り抜く誓いを立てた。

　ＡＫＢのハングリー娘が、東京のド真ん中を全力で駆け抜ける。

　今月中旬、東京・代々木公園で初のトレーニングに挑んだ秋元は、サンケイスポーツの取材に「東京マラソンで走らせてもらえるなんて、本当に光栄です」と白い息をはずませた。

　学生時代、バスケットボール部と陸上部を掛け持ちするなどスポーツは得意だが、「長距離走は苦手」と告白。それでも自ら出場を志願した乙女の胸には、周囲への“感謝”の気持ちがあった。

　昨年１０月、週刊誌でマルチクリエイター、広井王子氏（５６）を自宅に泊めた記事が報道された。交際については完全否定したが、責任感の強い秋元はＡＫＢのチームＫのキャプテンを辞任した。

　「昨年は本当に心配をおかけしたので、私を支えてくれた仲間やファンのみなさんに、２０１１年は一からリスタートで頑張る自分をお見せしたいと思った」と挑戦理由を明かし、「つらいことからも逃げずにチャレンジして、苦手なマラソンを乗り越えた先にいる新しい自分に出会いたい」と笑顔を見せた。

　ハーフマラソンは元ＡＫＢのタレント、大島麻衣（２３）の卒業イベントで２年前に経験しているが、４２・１９５キロは未知の世界。秋元の挑戦にメンバーたちもびっくりで、「滅多なことで驚かない“ともちん”（板野友美＝１９）に、『マジ！？　大丈夫！？』と言われてビビりました」と笑わせた。

　現在、フジテレビ系「笑っていいとも！」のレギュラーをはじめ、ＡＫＢとしても多忙なスケジュールをこなすが、年末にＮＨＫ紅白歌合戦やライブを終え、今月末からマラソンモードに本格突入。０９年アテネクラシックマラソンを優勝した尾崎朱美選手（３３）をトレーナーに迎え、「今は１日１０キロを目標に体を慣らしていきたい。それから近所を走ったり、食事もタンパク質を取るように工夫しています」と意欲十分だ。

　目標タイムについては「せっかちなウサギよりこらえて進むカメの気持ちで、しっかり完走したい」と笑顔。１カ月後のゴールで“ニュー才加”が誕生する。

　★午前９時からフジ系で放送

　今年で５回目を迎える東京マラソンには、秋元の他に芸能界からＴＯＫＩＯの国分太一（３６）、元モーニング娘。の吉澤ひとみ（２５）、タレントのパパイヤ鈴木（４４）、大櫛エリカ（３０）。ニッポン放送からは松本秀夫アナ（４９）、垣花正アナ（３９）、五戸美樹アナ（２４）らが名乗りを上げている。

　また、世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエ（３７）＝エチオピア＝が右ひざ痛による引退を撤回して登録。昨年大会で日本人初優勝を果たした藤原正和（２９）＝ＨＯＮＤＡ、女子の日本歴代２位記録を持つ渋井陽子（３１）＝三井住友海上、第一線から退いていたママさんランナー、土佐礼子（３４）＝同＝らが出場する。東京マラソンは２月２７日午前９時からフジテレビ系で放送。

(引用：サンケイスポーツ)

ＡＫＢ秋元、２・２７東京マラソン走り抜く