お待たせしました、7月の定例会のお誘いです!
日時 7月23日(日曜日) am11:30~
場所 白子グリーンパークホテル 1F 「みやび」
会費 2000円
コロナ禍で長らく休業なさっていた「みやび」が再開しました!
再開するなり、すでに場所の予約は済ませており、「15人くらい来る!」と豪語して、入ってすぐ左にある半個室のフロアを押さえてきました。
日曜日ということもあり、あまりに人数割れでそのスペースを占有するのも申し訳なく
どうぞみなさん、ふるってご参加くださいね!
そのために今回も会計さんのお許しを得て、ちょっと豪勢に「松花堂御膳とすき焼き鍋」をお願いしてあります。(税込2480円)
前回参加してくれた臼田くんも、手帳に予定入れてくれた尚ちゃんも、ご参加期待してますからねー。 どうぞよろしく!
さて、もう一つのご報告です。
先日女子会プランとして企画した「大井川鉄道でいく奥大井の旅」(1泊2日)は台風接近のためやむなく中止。 リベンジをと狙っていたのですが、梅雨入りしちゃったこともあり連日の雨雨・・・
天気予報を睨みつつ、17日の土曜日が梅雨の貴重な晴れ間かも?と感じ、まずは下見に行ってこようと、前夜にアッコちゃんに連絡、夫と3人で昨日、日帰り強行スケジュールで行ってきました。
何度も調べ、練りに練ったスケジュールだったのですが、いざ行ってみると初っ端からつまずきが…金谷駅の売店でお弁当を買うはずでしたが…売店がない!どこにも、ない!
券売の駅員さんに聞いてみると「いやぁ~、コロナでなくなっちゃいました」ですって。
この日は珍しく晴れたこともあり、電車は満席でした。40人乗りの代行バスにちゃんと乗れるだろうかと心配しながら何とか乗車。お弁当の代わりに万が一に備えて携帯していた魚肉ソーセージを分け合って食べました。
バスが塩郷を通る時、渡ろうと予定していた吊り橋も確認しました。すぐ近くにあるダムの鉄提に隠れて近くにいくまで存在が確認できませんでしたが、おぉぉぉぉ、何たるはかなさ!
すっけすけの橋に紐みたいなロープ、これを渡る?…全長220m、いや、ちょっと遠慮しときますって眺めです。
バスは千頭に到着。ここからが井川線です。ここでもお弁当を買う間もなく乗り込むと、この日は大手旅行社のツアー客がいっぱいで、いい席を占拠して、しかも駅で買ったお弁当を食べていらっしゃる。いいなぁ~ おばちゃんたち、食った後は喋る喋る。
途中からこの列車にはアプト式という急勾配を押し上げていく機関車両が接続されます。
線路の真ん中に凹凸のついた線路がもう一本。アプト式の車両がこの凹凸に歯車のように噛み合ってガガガっと押していくのです。その連結作業を見て、鉄道ファンの私としては腹が減っていることも忘れるほど大満足!
そうそう、プランで宿泊予定だった「沢間駅」にも目が点に。 ん?昔のバスの停留所?って感じの屋根囲いのある小さな木のベンチ…たったこれだけの駅なんです!プラットホーム、そんなものありませんって。無人駅、ここで降ろされた後、私たちはどっちへ行くことになっていたのでしょうか?
素晴らしい眺めのはずの奥大井湖上駅も、お天気はバツグンだったものの、連日の雨のせいで水はセメント色。
次の接阻峡温泉駅でツアーの団体さんに続いて下りました。彼らはここにバスのお迎えが到着しているのよね。私たちは徒歩で、まずは腹ごしらえをしようと接阻峡温泉会館へ向かいました。が、しかし!食事の提供は14時まで。ぴったり14時じゃあ~りませんか。
ここで売っていたパンとお菓子を、また3人で分け合って取り敢えずしのぎました。 無料で提供されていた川根茶はおいしかったなぁ~。
さて、気を取り直してアッコちゃんリクエストのロマンスロード「八橋の道」巡りにレッツゴー!
架かっているのは素材のちがう木で出来た、どうってことのない橋です。山道ハイキングだと思えばそれなりに楽しかったよ。
お目当ては7番目の宮沢橋。階段橋としては日本一長い…という振れ込みにちょっとおぞんでいたのですが、大丈夫、ほとんど揺れないし全然平気。 ステップの途中に玉虫色にキラキラ光るものが点々と。きれい? とんでもございません!
犬だか獣だかの落としていったウンチにうんとこさ蠅がたかって、その複眼が玉虫色のかたまりになって輝いているのよん。 踏まないでねー。
「八橋めぐり」は難なくコンプリート!後は帰るのみです。接阻峡温泉駅を出る最終便に乗って山を下ります。帰りはツアー客がいなかったので一つの車両に私たち3人だけ。 物凄い音を立てて走るアプト式列車の旅と風景を満喫しました。
帰りの代行バスからもう一度「塩郷の吊り橋」を眺めましたが、宮沢橋を渡って気をよくしたアッコちゃんは「私、この橋渡れる気がする!」と豪語。 おいおい…
本線の満員電車はまるで鉄オタみたいに運転席に後方にへばりついて立って乗ってきました。おかげで線路内でたたずむ鹿も見たよ。こんなの日常なんだろうね。
金谷駅からJRに乗り、最後の望み掛川駅で何か食べ物を買おうと期待するも、新幹線のホームにはKioskもなく、仕方なく自販機のアイスを買いました。
結局、飲まず食わずの旅で夜の10時にようやく帰宅。へとへとです。
下見の結論として、これはみなさんとご一緒に行ける旅じゃないな~と感じました。
余程の鉄道好き、そのためなら不便さも空腹さえも厭わないって人が行く旅だね。
しかし、不思議な感覚を味わう旅でした。朝、金谷駅から大井川鐡道に乗ったときにはチンタラ感じた電車の動きも、乗り続けるうちに次第に慣れて、それどころか懐かしく思い出す心の風景があり…不便さも、期待外れも、何だかすべてが愉快です。
帰りに乗ったJRがまるで疾走しているように速く感じられて、現代の私たちはこのスピードで生きているんだなと、そのせわしなさを痛感し、また一瞬でそこに馴れて戻っていく。
この日旅してきたことが、家に帰るともう遠い昔の記憶のように感じられました。
懐かしく、遠くなってしまった「あの日」をちょっと取り戻してみたい方にはぜひお薦めです。
昭和へのタイムスリップ…いい旅でした!