くもり少し、ブログを更新しないと、一気に季節が進み、猛暑といっていたのがうそのようです。

よく、「異常気象」、「観測史上第1位」、「過去に例を見ない」、という表現をよく目にしますが、考えてみると、当たり前といえば当たり前です。宇宙も地球も生き物、当然どんどんと自然は移り変わって変化していくものです。たしかに、過去と比較することは、現状の把握や、近未来の予測には役立ちそうですが、あくまで参考です。


野球野球ファンからすると、今年のバレンティンのホームラン記録も、王選手をはじめ、過去の選手たちと、試合数も違えば、バットもボールも違う、球場も違う。そんななかで、あまり比較には意味がないのかな、と考えていました。


ヒトもまた同じですね。どうしても、私たちは

「こんなことができたのに」

「こんな病気にはなったことはなかったのに」

「自分はこんな体質じゃなかったのに」、

と常に”過去の”自分との比較で判断しがちです。しかし、毎日のように、壊されて作り直されることで、「動的平衡」を保っているヒトの身体は、何も症状がなくても、昨日の自分と今日の自分は、違うヒトになっています。まして、1年前なんて、ほんとに別人ですね。


そう考えると、あまり”過去”の自分と、今の自分を比較する意味がないことに気づかされます。今の自分、明日の自分を作っているのは、と考えると、やはり空気であり、水であり、食べ物であり…、となりますね。極端にいうと、ものの考え方、とらえ方、生き方、なんかも、明日の自分を作る要素といえます。逆に、薬などは、もちろん必要なものもありますが、今の自分のためだけであって、明日の自分にとって、果たして必要なものなのか、いいものなのか、と立ち止まることも大切に思います。



明日の、素晴らしい自分を作るために、今の自分にできることを大切にしたいですね。