天竜スギのさまざまな表情が、最新のスペイン家具の魅力を引き出す空間づくりに役立てられました。
天竜材が使用されたのは、スペインの最新家具やインテリア素材の展示会「ACTIVATION」(主催:スペイン貿易投資庁ICEX、スペイン大使館経済商務部)です。2016年11月9日~11日に東京都港区のスペイン大使館で開催されました。
展示会では、いたるところで天竜材が見られました。90mm×90mmの角材を組み合わせたカウンターや丸太などをチェーンソーで削ってくださったのは、遠州バザールでおなじみの大工小林(愛知県新城市)さんです。L字型のブースには、小物を置ける溝を入れてくださいました。
天竜スギの丸太の中には、周辺部「白太(しらた)」よりも中心に近く色が濃い「赤身(あかみ)」を意図的に削り出すなど、変わった表情を見せるものもありました。
また、ウッドチップを敷き詰めた空間は、木質感たっぷりでした。
バルセロナのカンプ・ノウスタジアム改修計画のプロジェクトを紹介するブースも、静岡県・天竜のスギを使って仕上げられました。
「ACTIVATION」の展示会デザインは、日建設計の勝矢武之設計部門部長らが担当。浜松市生まれの建築士・内田貴之さん(atelier giraph)がデザイン協力として参加しました。
鈴三材木店も天竜材の調達や大工の手配などで協力させていただきました。
■大工小林
http://www.daiku-kobayashi.jp/