競泳の練習について思う
今さらながらあけましておめでとうございます!!
さかいのです。
年が明けてしまいましたね。
気づけば引退まであと半年・・・(///∇//)きゃー
部活がないと"ド暇"なのでブログを書いてみました。
いよいよ明日から部活が再開しますね。
あまりに暇なオフだったので僕はあまりオフ中には泳ぎに行かないのですが、おなか周りに異変を感じて、今年はやる気が違うので泳ぎに行ってきました笑
それにしてもオフになってからはや1か月。
全然泳げませんね。すぐ疲れちゃいました。
これは冬季に合わせるには相当な練習が必要ですね・・・
ただそんな状況に置かれているのは僕だけではないでしょう。
おそらく多くの人は明日の練習に万全の状態では来れないと思います。
そう思ったときにこのまま普通に部活が始まってしまっていいのだろうか?
いつも通りの練習で冬季に間に合うのだろうか?
そんなことを思ったので今日は競泳練との向き合い方について語ろうと思います。
部活が始まるのは1月23日(水)・・・明日ですね!!
そして冬季公認が3月3日(日)。
水球の試合などの考慮にいれると競泳練の回数はたったの20回弱です。
あまりピンときてないかもしれませんが、たいがいレースに向けた練習(耐乳酸とかブロークンとか)が始まるのがレース前の20回くらいですね。
それが久々の練習によるリハビリ期間とか泳ぎこみだとかが加わるととてもじゃないですがいつも通りの練習をしていると20回じゃ間に合わないです。
ではどうするのか・・・
あくまでも僕の意見なので参考までに聞いてくれるとうれしいです。
僕がよく言ってたことなんですが、やっぱり練習は"何をやったか"ではなくて"どうやったか"が大事なんですよね。
つまり練習を作る側ではなく、練習をする側、つまりみなさんの気持ちの持ちようで練習効果は何倍にもなります。
ウィンターが終わってから何人かの人に"全然練習できてなかったのにどうしてBestが出せるのか"と聞かれました。
別にみんなに黙ってどこかでコソコソ練習してたわけではありません。
表現が難しいですが、僕は自分がやった練習の全てを実際のレースに生きるように工夫してました。
あんまりよく分からないですよね。
では具体的にはどういうことなのか実際の練習を例にあげてみましょう。
では具体的にはどういうことなのか実際の練習を例にあげてみましょう。
うちの練習は大きく分けて
・アップ
・EN練
・メイン練
の3つで成り立ってます。
まずは練習メニューの一番最初に必ず行われている
200×3 3’30”
or
100×6 2’00”
について述べましょう。
みなさんいつもアップだからと思って適当に泳いでませんか?
それはもったいないですね。
まず今の東工大水泳部の練習では200mの練習はほとんどできません。
100mの練習も2'00"のような長いサークルでの練習は人数の関係上難しいのです。
だからいつもメインの練習は50mがほとんどです。
つまり長い距離を泳ぐせっかくのチャンスがここしかないのにそれをみすみす逃してしまっていることになるのです。
特に100m、200mを専門とする人に言いたいのですが、この"練習"をいかに上手く使うかがカギになってきます。
実際のレースで泳ぐ距離を練習からしっかり泳げるようにしておかないとダメですよね。
(ゆえにうちの部では400m以上の種目はなかなか速くならないような気がします・・・)
つまりこの"練習"が始まるまでプールサイドでぐだぐだしている人は論外です。
さきほどから強調していますが、これはアップではなく1つの"練習"であるととらえてほしいですね。
3'30"というサークルも男子部員にとっては短いサークルではないと思います。
泳ぎ方に難をかかえている人にはフォーム練をかねてドリルとかを入れてみるのもいいでしょう。
ちなみにいつも5コースで泳いでいる人は知っていると思いますが、僕はこのアップにそうとう力を入れています。
例えば200mの日は必ず2'20"で泳ごうと決めて泳いでます。
つらすぎず楽すぎないタイムを設定して調子の良い悪いにかかわらず泳ぐことで、200mの泳ぎ方をおぼえたり、自分が何秒で泳いでいるのかが分かるようにしてました。
100mの日は150mを泳いだりもしてました。
次にアップと同様に毎回のように行われているEN練について述べましょう。
まず僕の反省なのですが、今まで毎日のようにENをやっていたのはくどかったかなと思います。
週1、2回くらいはENがない日を作ってみてもいいんじゃないかな・・・なんて今さら思ったりもしてます。
村居くんはその辺も考えてみてください。
本題にもどります。
僕がEN練を見ていていつも思うのは
なんでみんな先頭を譲りあっているのかということです。
先頭に行けば前に誰も泳いでないからなんでもできるんですよ!!
後ろ泳いでるやつが速いからいやだなんて言ってる人もいますが、現状で前を泳ごうという人がいない中、自ら志願して先頭を泳ぐのであれば誰もそれに文句をいう筋合いはありません。
もっと先頭をとりあうような風潮になってもらいたいものです。
少し話がそれましたが、先頭を譲り合うという現象はアップと同様に目的を持って泳げていないというのが大きな要因なのではないかと思います。
やっぱり見てて適当に泳いでいるんだろうなという人が目立ちます。
たしかにEN1の定義としてはずっと泳いでいても乳酸が溜まらないスピードなのですが、(どうせそんなことを考えて泳いでいる人はいないでしょう)これもやっぱり目的を持って泳いでもらいたいです。
・今日は○秒以内に泳ごう(目標タイムの設定)
・今日は呼吸制限をつけて泳ごう
・今日はストローク数を一定にして泳ごう
・今日はDesで泳ごう
・今日は・・・
など僕が今ふと思いついたのだけでもこれだけあるのですからアレンジの仕方はいくらでもあります。
ただサークルに回るのが精一杯という人もいるでしょう。
アレンジなんかしている暇はないなんていう文句もありそうですが・・・
その人はまず早く回れるようになってください。
去年の松田さんのブログにEN練はやりすぎると筋力のパフォーマンスを低下させるというのが書いてありました。
(2012/5/27 ごりまっちょぉぉぉぉぉ 参照)
ただ僕が思うに1'30"とか1'35"をぎりぎり回るようなレベルであるのならそれが楽に回れるようになるだけで自然と50FRとかも速くなるような気がします。
基本的にアップとEN練で通常の練習時間の半分くらいを占めています。
つまりこの2つをだらだらやってると一日の練習効果が半減してしまっていると
いっても過言ではないでしょう。
最後にメイン練習について述べます。
こちらも練習内容は違えど1回の練習で必ずひとつはメインとなる練習があります。
主にスピード系の練習ですね。
ここで大事になってくるのは練習をこなしたあとに必ず何か得たものがないといけないということです。
終わった後に達成感というものを常に感じてほしいのです。
簡単にいえば、練習前に"今日は○秒で泳ぐ"と決めてそれをクリアするみたいなことです。
もしこの練習じゃ足りないと思えば、ほかの人の邪魔にならない範囲で+αしてみてもいいでしょう。
とにかく今日の練習で自分は
・1本目に○秒がでた
・すべてを○秒以内にまとめられた
・疲れてきても後半がんばれた
のような成長を探してみてください。
どんなに小さなことでも毎日そういう進歩がみられるとつまらない競泳練も少しは楽しくなると思います。
しかし、当然調子が悪い日もあります。
泳いでみたもののいつもより早く疲れてしまうとか自分の思っていたタイムより遅いことが
おそらく生じてしまうでしょう。
大事なのはその原因を探ることです。
・メイン練習にいたるまでのアップが不十分だったから?
・おなかが減っていたから?
・睡眠時間が足りなかったから?
・ただ単に自分の体調が悪かったから?
ざっくりと書きましたが、内容が細かければよりよいですね。
調子が悪くなる原因が分かれば次回からはそれをしないようになる。
そういうふうにして調子の波をなくすというのも練習のうちです。
こういう風に考えれば調子が悪い日も"今日は調子が悪くなる原因をみつけられた"ということで日々の成長につながりますねγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
今まで書いてきたのはどちらかというと気持ちの面での問題なので速さにかかわらず誰でも実践はできると思います。
メイン練習の説明はざっくりだったので暇があればもっと詳しく(練習ごととか)考察をしてみようと思います。
以上が練習について思ったことです。
この中で何か一つでも今後の練習に役立ってくれたらうれしいです。
ちなみに自分がどの種目、どの距離でがんばりたいかによって練習の仕方が変わってきます。
僕が示してきた例はウィンターで200FRをメインにやるという中で今までやってきたことなので
50mや100mをやる人はまた違ってくるでしょう。
それぞれについて書くのはとても大変なので、興味がある人は聞きに来てくれれば長々と語ってさしあげます笑