Taiji Blog Day 2 November 30th | エンセン井上オフィシャルブログ「大和魂」Poweed by Ameba

Taiji Blog Day 2 November 30th

11月30日 太地町滞在記5
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> 今日はいったいどんな一日になるのだろう、途方にくれ、目まぐるしく感情を揺るがせながら目を覚ましました。今日は捕鯨問題を担当している町の幹部職員3名との面会があります。彼らはすでに私のことや面会を希望した経緯について説明を受けているようです。イルカ問題は非常に扱いにくく、報道で虚偽を書き立てられ、会話の内容から文脈を都合よく切り取られ、町職員は外国メディアたちに悪人に仕立てられてきた経緯があり、本来なら面会は全て謝絶するそうです。それでも彼らは私の名声に敬意を表し面会の申し入れを受けてくれたそうで、光栄に思います。
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> 近々反捕鯨団体との面会の予定はあるのかたずねると、昨年試みたところ誰も交渉する気などなく、大議論となりさらなる摩擦を生みだす結果となったそうです。双方が厚い壁を作っているということです。捕鯨は文化であり、職業であり、700年の伝統があるにもかかわらず、シーシェパードは、漁師たちを殺し屋とみなし、イルカ殺しを辞めさせたがっています。なにか他の収入源を提案し、十分な収入が保障されない限り、完全にイルカ漁を絶つのは難しいとは思いますが、私もイルカ漁には反対です。しかし交渉をしないことにはもっと反対です。日本人の信念や慣習が尊重されない限り、衝突なく前に進むのは難しいと思います。日本人は誇り高い民族で、特に外国からの反発に屈することは日本人の道に沿わないのです。例えば第二次世界大戦中、日本兵たちは降伏するよりも、自害する道を選びました。ですから私は最善の方法は、日本人の考えや生き方を理解し、日本人の警戒心を取り除いていくことだと思うのです。つまりは交渉、話し合いが必要なのです。しかし町職員から聞くところによると、昨年シーシェパードから受けた激しい言葉の暴力により、太地町は防御態勢をとらざるをえなくなったとのこです。
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> 太地町には相当な不満が蓄積しています。例えば映画の”ザ・コーブ”では製作者側の意図で一部分を切り取られ映像は不正に編集されています。コーブにたたずみ、息をひきとるイルカを眺めて涙する女性のシーンがありますが、実際には2つの映像をつなぎ合わせてまるで女性がイルカの最期を見届けているかのような編集になっています。また映画の末尾で水産省職員のM氏は解雇されたとありますが、実際は現在も同じ職務に就いています。作品内で”プライベート・スペース”と呼ば