歌詞カードについての話 | えんそくオフィシャルブログ「クラオカユウスケのSeven Rock Days 2」Powered by Ameba

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無事発売はしたものの、まだまだリスナーの元まで行きわたっていない様子のえんそくNEW CD「カミュの左手カフカの右手」
あぁ、どかしい…早く届け。ぶうです。


さて、今日はちょっとしたCDの楽しみ方の提案。


バンド側にとってCDってやつは
「レコーディング段階」において狂う程の回数その収録曲を聴くハメになります。
なので、
「発売にこぎつけた段階」ではすでにメンバーの中で「終わった感」が出てしまっている…(笑)
なんて事が往々にしてあるものです。
もちろん完成した喜びはとても大きいのだけれどね。
おかげで、
どうしてもリスナーがCDを聴いた時にくれる「レスポンス」との時間差を感じてしまうもので、
言葉を選ばずに言えば、
「おぉ、いまさらこの曲いいとか言ってるわ。こっちは数ヶ月前から分かってたっつうの!」
ってまぁそんなの当たり前の事なんですけどね(笑)
(だから一秒でも早く、何度も何度も聴いて、聴き込んで、感想を伝えて欲しいと思うもんなんです。感想待ってます。)


ただ!
今回のリリースで一つ気付いたことがあります。


えんそくのCD発売に関しては、一つだけ、
お客さんとメンバーがほぼ同じタイミングで「リアクション」できるものがあると。


それは「歌詞カード」です。


うちのメンバー。いつからかCDのデザイン的な部分においては完全に俺に一任して、何も言わないでいてくれるようになりまして。
(ありがたいことです。一人でこもって作りながら紆余曲折を経て完成するものなので、いちいち進行状況やデキをチェックさせていたら時間がかかってしょうがない!信頼とは素敵なものですね!まぁ…やつらあんまり興味が無いだけとの説もありますがねっ!笑)
そして我々ダメ人間ズえんそくですよ。
毎度毎度リリースの度に納品ギリギリで完成品ができあがるとゆう切羽詰ったスケジュール(笑)
その結果、
我々もCDの「現物」が拝めるのは発売日直前、
それどころか場合によってはお客さんよりも遅れ、「メンバーの手元に商品が来るのが発売日過ぎてから!」なんて「?」なこともあります(笑)


だから、
レコーディングで一応音源としての完成を見たCDも、
メンバーにしてみればそこから発売まで、
デザイン制作やプレス、包装など、短くはない期間が開き、
それから発売日を向かえようやく手元に商品がやって来る!
ってわけです。

つまり!
歌詞カードを開くのはリスナーである皆さんと同じタイミングなのです!


すると、
過去には無頓着なうちのメンバーも、一応一通り歌詞カードを読みながらCDを聴いてみたりするようで(笑)
こないだスタジオでメンバーから感想が。


歌詞の表記、「アーティストの意向により」変わり過ぎ!(笑)


などと分かりきったことをいまさら指摘されました(笑)
え?昔からそうだけど!?
だよね?(笑)
(まぁ、リリースの回を増すごとに改変が増えているとゆう噂もありますがね)


そうなんです。
既に買って読んでくれたみなさんもそう感じましたか?


もちろんえんそくのCDを買うのが初めてじゃない皆は気付いていたと思うけど、
えんそくの歌詞表記は意図的に「そうとうな割合」で改変されて記載されています。
えぇ、それには賛否両論あるでしょうが、これでいいのです。


と言うのもボクの場合、
「歌詞はこれです」ってデザイナーさんにテキストデータを送って歌詞カードを作ってもらうってわけではないので、
自分で作りながらどうしても字面や語感なんかが気になってしまって…。
音源としての完成をみた今、それが今度は「歌」としてではなくて、「読み物」として見えてきて、
細かくこだわりたいところがポツポツと…。
そんなわけでいつも歌詞の表記をちょこちょこ変えちゃうんですが。
気に入りませんか?(笑)
まぁ嫌だと言われてもやるんですが(笑)


もちろんそうゆうのは俺の独断で許可を取った憶えも無く(笑)いちいちメンバーにうかがいなんて立てません(笑)自宅PC前で現場判断!
(ちなみに歌録りの時には歌ってるまんまの歌詞が印刷されてみんなに配られています。実は曲によってはレコ当日までメンバーは歌詞の決定稿を知らないままってこともあって、歌詞を渡すとIKA氏なんかはその紙とにらめっこで俺の歌を聴いていて、歌い間違いをするとすかざず指摘してくれたりします。)
で「初めて読んだよ」ってメンバーにシレっと
「うん。だいぶ表記はいじってるねぇ」
なんて答えると。


「読みながら聴くとアッチいったりコッチいったり書いてない部分があったりでよく分からんね(笑)」


なんて言われて(笑)
そう言われてもね(笑)
そりゃあそうだろうよ(笑)


それもそのはず。
正直、
ボクは「読みながら聴く」時のことなんてまったく想定して作っちゃいないんです。
だってさ。そんな事するのって、いいとこ2回くらいのもんじゃないの?(どうなの?)
てか気になるんだけど、
みんな歌詞カードってどんなタイミングで読んでるんでしょうか?
ちなみにボクは自分で買ったCDの歌詞カードをトイレやベッドやいたる時にいたるところで、持ち歩いて読むタイプなんですが、
そんな時にはなるべく、その曲のメロディーラインやリズムに言葉を乗せずに、単純な「詩」として楽しんでいます。(同じような人いますか?)
そうすること意外にね、
「歌」として入ってくるのとはまた一風違うように感じられたり、
今まで気が付かなかった新しい発見があったり、
味わいが少し変わってその曲をより深く理解できた気になれていいもんなんです。
だので、
ボク自身も、いつからかえんそくのCDに付いている歌詞カードについて
カラオケの歌詞表示のように「歌」を説明する付録としてではなく、
それ自体を一冊の「詩集」(恥ずかしがらずに「ポエム集」と言ってもいいかもしれません。笑)として編集するようになりました。(って言うとあまりにも大袈裟かもしれないけどね!笑)


ゆえにね。
話は最初に戻りますよ。


実は文章的な前後関係や、言い回し、漢字にいたるまで、意外と時間をかけて再編しているので、
もう買った人もまだ買ってない人も、
一度曲を聴かずに歌詞カードだけを、
ぶうさんの「詩集」として楽しんでみるのもいいんじゃないかと。
意外と楽しめるんじゃあないかと。
そう思うわけです。
そしてそうしてもらうとボクのこだわりが報われますから(笑)
ぶうさんこだわりの歌詞表記改変は全体的にその曲の伝えたい意味ってのが分かりやすく伝わりやすくなるようになされているはずです。
だってさぁ。「歌」には感情があるでしょ?
テンションで伝わるって部分もあるじゃない?
だから歌ってるまま載せたって「詩集」としてはどうしても「歌」に負けちゃうもんね。
ボクなんて「特別歌詞が好き」ってアーティストのCDの場合、聴く前に歌詞だけ読んじゃったりしてますから。
皆さんも是非暇な時にでもそんな楽しみ方を。
下手したら俺の長文ブログ読むよりは時間かからないでしょ(笑)
理屈屋で「考え過ぎ」な俺の「舌っ足らず」な言葉をよく飲み込んで欲しいと思う。







「ザ・エンドロールの歌」についてはわざわざ翻訳までしてあるしな!(笑)
(あの言語はたぶん失われた国の言葉と思うわ。笑)