長文ファン(笑)の皆さんお待たせしました。 | えんそくオフィシャルブログ「クラオカユウスケのSeven Rock Days 2」Powered by Ameba

えんそくオフィシャルブログ「クラオカユウスケのSeven Rock Days 2」Powered by Ameba

えんそくオフィシャルブログ「クラオカユウスケのSeven Rock Days 2」Powered by Ameba

数年前より美容と健康に興味がいきつつあります。おじさんみたいですね(笑)
嫌だなぁ~。ぶうです。


で、最近では俺のそんな嗜好も認知されて来たのか、
スタッフさんやお客さんから健康関連グッズや美容関連グッズをもらう事が増えてきて本当にありがたいことです。
特に顔のパックなどの消耗品はとても重宝しております。
ありがとうございます。


さて、
でもでもどうして「こんな風」になるんだろう?
「こんな風」にってのは、
「美容と健康にいいことをするのが趣味」
みたいになっちゃう傾向の事で。
特に芸能関係(自分を芸能関係者と言う気はまったくないが)の人と言うのは、やはり人に見られる仕事だからなのか、加齢とともにどんどん健康志向になっていくような気がする。
テレビでもよくタレントが、健康法自慢や美容法自慢などを披露しているのを見るし。
どうして最近の人は20代のうちから、そんな事ばっかり趣味にするのだろうか?
インターネットの普及でマニアックさにプライドや満足感を得にくい時代になったから?
それとも単純に流行?
もしかして忙しくて他にまともな趣味を持つ事が難しいってのもあるかもしれないな。
限られた時間の中で新しいものを吸収しようとするのにはそうとうの「やる気」エネルギーが必要になるから。
健康や美容のための事ってたいてい日常の少し空いた時間にできるし、自分の為になっているその行動、満足度も高いしね。
事実俺も、最近新しいアニメ、ゲーム、小説、マンガに対するアンテナが弱まりっぱなし…(しょこタンは凄い!!羨ましい!!)
明日の事を考えて生きる日々(笑)
ロックじゃあ無いねぇ~(笑)


てことで、意図せず脱オタクな感じになってしまい、趣味と言えばもっぱらの半身浴の最近のぶうさんなんですが、
(もしかしてそのうちベタに「趣味:料理」になっちゃったり「釣り」になっちゃったりするのかしらん?多いよねぇそうゆう人…笑)
フトですね。
おや、夏の長風呂はちょっと頭もふらふらするなぁって事に気づき、
さらには、
サッと入ってサッと出た時の風呂上りがこの季節は最高に気持ちいいぜ!って事にも気づいちまったのです。
だので今夏、半身浴はちょいと控えめにして新しい健康的趣味でも探してみようかなぁと思っているところ。
さて、何がいいか?


考えてみると、
俺の数少ないバンドマンの友達を見てみると、
同じボーカリストの友人たちは何かしら体力づくりや健康のための趣味を持っているような気がする。
ここで書くには本人の許可を得るのが難しい(めんどくさい)し、もしかすると公にはしていない、秘密の趣味なのかもしれない。
だいいち、みんなキャラクターイメージにそぐわない意外性たっぷりのスポーティな趣味だ(笑)
だのでここはイニシャルトークにしておくが、
I君なんかは最近ボクシングを始めたらしいし、
T君も昔からジョギングをしているそう。
う~ん。二人とも歌はとってもうまい(俺はお世辞は言わないタイプだ!)
ここは一つ、おいらも何かやってみるべか。
歌もライブでバテずに歌えるようになるかもしれない。
でもどうしよう…?
ボクシングは痛いし、だいたいジムに通うのがめんどうだ。
スポーツマンが嫌いな上に格闘技をやっている奴となれば、そんな連中と仲良くできそうもない。
じゃあひとまずジョギングか?


と、単純に思い立ち(笑)
先日の土曜日がオフだったので暗くなって涼しくなった頃合を見計らい、めちゃイケを見るのを断念して、走りにでかけた。
うまい具合に近所に大きな公園があるのだよ。
あそこは色々な人がいて、ジョギングしてる人もよく見るし、目立つこともあるまい。
言っておく。
これはきまぐれな俺が起こした行動の中でも「奇跡」に分類される貴重な出来事だ(笑)
星が一列に並ぶ「合」と呼ばれる状態くらいレアな現象だ!


Tシャツにハーフパンツ、タオルを持って、メンバーが見たら爆笑間違い無しであろう、近年見たこと無いくらいスポーティな、微塵も似合わない格好で家を出た斉藤さん。
早足で目的地へと向かう。
おぉ。暑いんだか涼しいんだか分からない大きな公園は暗く、足の事を気にした俺は(地面の固さによって足首、膝への負担はかなり変わってくるらしい!俺のような超が付くビギナーにアスファルトは危険だ!何せエアーなりが入ったそれ用の靴も持ってないしな!せめて柔らかい土を選んで走らなければ俺の運動を知らない幼い頃より室内用にチューンされた足などすぐにポンコツのガラクタになってしまうだろう!)迷わず公園中央のグラウンドに。


ぬほっ!広い!!
滅多に足を踏み入れないそのスポーツマン達のテリトリーは俺には驚くほど広く感じた。
そして何よりも。


すげぇ!空が広い!!


土曜日の天気は晴れ。
高い建物に囲まれた細い道のいびつに狭い空ばかり見ているから気づかなかったが、普段東京ではなかなか複数の星座を同時に視界に入れる事はないのだ。
電線や建物の合間から顔を出して、「あ、北斗七星」なんてもんじゃないのだ、星座はそもそも。


いやぁ、まさかこんな近くにこんな広い空が広がってるとは……知っていたはずだ、なのに忘れていた。
ぽつぽつ浮いてる雲も気にならない。


そしてそんなグラウンドでは、
夜だと言うのに集まってサッカーをするリア充の群(笑)ぎゃぁーす。
もうそれサッカーてかボールを見失わない遊びに変化してない?俺には全然目でボールが追えないのだが…進化しているのかなスポーツマンは?
いつかこっちにボールが飛んできそうで怖い。避ける自信は無い!(笑)


でもまぁ俺は大人なので気にしない、他人を気にせず己の目的を黙々と遂行する事ができる。
「リア充がいるから今日のところはやめておこう」なんてのは暗くて友達のいない、クラスでヒエラルキーの低い中二男子のやり口だ(笑)
サッカーボールに気をつけつつも、俺は一人走り出した。
うむ。俺の中学時代、MDの時代は揺れに弱かったので走りながら音楽を聴くのはなかなか難しかったが、最近のマシンはナイスだ。イヤホンでお気に入りの音楽を聴きながらぴょこぴょこ走れる(ちなみに最近は某Pとか某Lとか昔のV系バンドやら、某Bなんて最近のV系バンドまで、V系ばかり聞いている俺だ。がっつりギャ男だな!笑)、
いつか飛んで来そうなサッカーボールに数パーセントの意識をもっていきつつも、
夏の夜風を浴び、星の光を浴び。
グラウンドの端をぐるぐるぐると走る。


うはぁーこいつはまた…


気持ちいい!!気持ちがいいぞっ!!
気持ちがいいそぉーーーーーー!!(ミスター味っ子風)ビカーーッ!


うん!走るのってなかなかいいなぁ!充実よなぁ!
もちろん陽気なぶうさん、ついつい音楽に合わせたリズムで走ってしまうわけで。でもきっと俺の走りは運動したこと無い人の無様なフォーム丸出しに違いないわけで(笑)
でも暗いし誰も見てないだろうし気にしないのよん!なわけで!
…あぁ、BGMがヘヴィメタやパンクじゃなくてよかった。
テンポが速すぎたらこの気持ちよさは出まい!ただ必死でぜぃぜぃするだけだ(笑)


遠くの外灯と星明りだけで薄暗いグランドには
ノリノリでぐるぐる走る俺、
暗闇でのサッカーに明け暮れるリア充、
隅っこで子供に野球の素振りを教えるおじさん(野球選手でも作るんですかぁ?)
グラウンド中央に立ってる二人の老人。
ザッザッザッザッ…
わーあっとゆう間に汗だくだ…
水分補給はどうしよう?せっかくだからヘルシアとかヴァームとか、そんなん買ってくればよかったなぁ。
リア充達は疲れる様子もなくまだ走り回っている(恐るべし!)
バット振り回してた親子はそろそろ夕飯かな?帰っていく。
グラウンドの中央ではじじぃが二人ぼーっとつったって空を見てる(なんだなんだ?妖怪上向きジジィか?二人してイッちゃってんのか?)
グラウンドをぐるぐるぐるぐる
コート半面はボールとリア充に気をつけながらぐるぐるぐるぐる
つまるところ謎の老人2人を中心にぐるぐるぐるぐる
静寂の半周、どたどたと砂埃の舞う半周。
常に視界の端で空を見上げる老人二人。
(あの人たちにボールが当たったらヘタしたら死ぬんじゃあないだろうか…リア充達には見えてるのか!?)
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる…


あぁーーーーーっ!もうっ!


ぶうさんのパラメーターを見ると
運動能力の低さに反比例して好奇心が強めの設定になっている。
ボクは我慢できずにとうとうジジィに近寄り声をかけた。


「さっきから何してるんすか?」


もしかすると星でも見ているのか?月が欠けたり星が欠けたり星が流れたり、
なにかしらの天体ショーでも見れるのだろうか?
俺の勘がそう言っていたので、ワクワク期待しつつ聞いてみた。


するとニヤニヤしながらジジィAがこう言った


「モウリさんの弟さんに教えてもらってるんだけど…」


まず!モウリさんて誰だよ!
で、ジジィBがこう来る。


「ロケットだよ(じゃよ…だったかも)」


ロケット!!!?
やっぱり!
何何?
もうりさんてあの宇宙飛行士の毛利さんかい?


俺「ロケットってなんですか?」
ジジィA「宇宙船だよ」
ジジィB「ほらあれあれ」


宇宙船……
そうか!宇宙ステーションの事か!!
そう言えば地上から見れるんだった!!
ジジィの指差す方角を見ると、すーっと動いてる一際輝く星!
いや、どの星よりも明るい飛行物体が東の空に消えていった。


俺「おぉ!!宇宙ステーションすね!!」
ジジィA「そうそう。今日は予報より5分遅れたけどね」
ジジィB「毎日見に来てるんだよ。なんかロマンがあるだろ?」


くぅぅーっ…
たまに珍しい行動を思いつきで起こしてみるもんだ。
こんな素敵な事に出会う。
なんて「粋」なジジィ達なのか!
ナイスな余生の過ごし方じゃあないか!
人が宇宙に飛び出すことを夢に見た少年であったであろう世代のジジィが、
人の乗せて地球の周りをぐるぐるぐるぐる回る宇宙ステーションを近所の公園まで見に来る。
「アレがロケットかー!ロマンじゃのー!」
なんて言ってる!!イイネ!
毎日違う方角から来ると言うソレを予報しているサイトや友人がいるらしく(本当にあの毛利さんの弟なのか、通称なのかは不明)
また今度このグラウンドに走りにきたら、もしかしてまたこのジジィ達が空を見上げてキラキラの宇宙ステーションが通り過ぎるの待ってたりするのかもしれない。
うん!そんな事を思ったら
「これを新しい趣味にするのもありかもしれないなぁ」
なんて本気で思ったね俺ぁ!


ジョギング。
ニューマイ趣味の第一候補です。


ちなみにその日の夜は寝る前からふとももが盛大に悲鳴を上げ、翌日には下り階段で地獄を見るハメになった(笑)
だけどもボクはくじけない。
泣くのは嫌だ笑っちゃおう。
またオフの日には走りにいってみよう。
そしてゆくゆくは日課に…なったらいいなぁ。
痩せるだろうなぁ…。


そしてこの話にはさっそく続き(?)があり、
後日。
ジャンプの最新号を見てボクは驚いた。
今号から始まった新連載は、宇宙飛行士を目指す少年二人の話。
授業中に主人公の少年が教室の窓から空を見上げ宇宙ステーションを探すシーンがある。
男のロマン、少年の夢ってのは脈々と受け継がれていくものなのだなぁ。
タイミング的にはでき過ぎた、でも本当の話。


…あぁ、久々に長文を書いたので疲れました。
まぁ、読むほうも疲れるんだろうけど(笑)