言いたい事も言えないよ | えんそくオフィシャルブログ「クラオカユウスケのSeven Rock Days 2」Powered by Ameba

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悩んで困って、すっかりまいちゃってるよ。ぶうです。


「想像力の無いバカが人を傷つける」
ってな言葉をどこかで聞いたような気がするんだけど、何だったっけな。
いつだって人を傷つけるのは想像力の欠如したバカだ。
人の気持ちが分からないから。想像できないから。
大抵は無自覚にうっかり、
時に意図的にあっさりバッサリ
誰かを傷つけたり、泣かしたり、怒らしたりする。
そんでいいとこ「え?痛かった?ごめん」くらいのもんだ。
まったく罪だ。


そして非常に残念ながら、
俺も、
その一人です。


よく無自覚に、時に意図的に、人を傷つけてしまう。
だから見えないところでも見えるところでも敵が増えていく。
困ったもんだ。


だからね。
正直今、凄く困ってるんです。


発する言葉を持たないロッカーなんて、ミュージシャンなんて、アーティストなんて、
価値が無い。存在意義が無い。どうしようもない。


だけど、
こんな酷い状況で、
こんな荒んだ情勢で、
こんなムードの中で、
いったい何を言えばいいんでしょう?
考えても分かんない。
俺は意外とバカだったのか?
賢いつもりで案外おバカさんだったのか?


そうね。きっと、及第点を取るには、
ベストじゃなくてベターなのは…


何も言わないの。


それが一番無難なんだろうなぁ…。
う~ん。
思考の放棄、逃げの一手。
弱い弱い弱い。
でも、
だって、
別に誰も傷つけたくないんだ。
それに、当事者でもないのに当事者ぶって、
何も知らないのにしたり顔で、
泣きまねしたり、俯いたり・・・
中学生でも分かるくらいの薄っぺらな言葉で、
励ましたり、諭したり、頷いたりもしたくない。
正直よくわかんねぇんだもの。
当事者のことはよくわかんねぇ。
俺の想像力じゃおよばねぇ。
これは凄く残念なことだけど、
蚊帳の外だ。
家族も無事、友達も無事、家も、体も心も無事。
ここには電気も来てるし(節電しなきゃあなぁ…)
ガスも水道もあって暖かいお風呂に入れて、
ジャンプだって近所のコンビニで売ってる。
俺には当事者の気持ちをうまく察する自信は無いんだよなぁ。


嘘をもっともらしく発するロッカーなんて、ミュージシャンなんて、アーティストなんて、
最低で最悪で醜悪でうんこ以下のへどの出る偽善者野郎だぜベイビー。
そうでしょ?


あぁ、無力だ。
こんな時には何も言えない。
なんて言っていいのか正解も見えないっす。


だから、


「とりあえず一段落」


とりあえず一段落つくまではブログを書くのを止めようかと思う。
そう思うんです。



って、そう思ったけど、



「とりあえず一段落」ってなんだろう?


TVが普通の番組を放送し出したらか?
現地の被災者が皆救い出されたらか?
死者の数が正確に把握できたらか?
外国の救援隊が帰ったらか?
それともみんなの心の傷が癒えたら??


それっていつよ?


死んだ人は戻ってこないし、
壊れた家も、街も、時間も、なにもかもは元には戻らないのに?


人間の人生には句読点も改行も段落も無いゼ。


「区切り」は人それぞれが己の心の中で決める。
きっかけはわからないけど、それぞれの人がおのおの勝手に「区切る」
しかない。


だから俺が
「もう一区切りついただろうから今回の件について触れてもOK」
なんて考えること事態が想像力の欠如だし、
同時に、そして逆に、
だから、言いたいことも言うべきことも、
今この瞬間にここに自動書記みたいにリアルタイムに、
何も考えなしに、フィルターもなんの「ふるい」も無しに書き殴ってもいいはずなんだ!
って思う。
…けど。
それを読んで、
どこかの誰かがどんな風に思うかなんて想像しきれないし、
何が起こるかなんてシュミレーションしきれないので、
怖い。
何かを今書くのは怖いなぁ。
弱気、弱腰になってるんだ。
今のぶうさんは。
今だって、
この文章だって、
すごく歯切れが悪いんだ。
あたりさわりのないように書いてるんだよ。


あぁ、自己矛盾。
らしくないぜ。


これ以上誰かに必要以上に怒ったり悲しんだり悔しんだりして欲しくないんだ。


どうすりゃいいんだろうねぇ俺は?
何をすりゃあいいんだろう?
究極的に人間は一人だと僕は思うのです。
だから、
いつだって「部外者」だ。


でも、俺が誰かを傷つけるのを恐れて何もしなくても、
どんどん、どんどん、無制限に誰かしらが傷ついていくこの世の中のすげぇシステム。
想像力の無いバカが誰かを傷つけなくても、
この世の中は俺の生まれる前から、
それこそ人間の生まれるずっと前から、
どうしょうも無いほど理不尽で、
それには理由(わけ)も勝ち目もありゃあしなくて、
傷つきまくる。
とにかく傷つきまくる。
みんなして傷つきまくる。
困ったもんだ。
まったく困ったもんだ。
もんだがどうしようもない。
泣いてみたところで何も変わらない。
だから結論笑ってみてもいい。
てか笑うしかない。
笑うしかないでしょ?


だからみんな。
最後に一つ、俺からお願いよ。
こんな不条理極まりない状況で、
もしも笑ってる奴がいても、
そいつを殴るのは止めてあげてくれ。


もしも俺が、ズタボロになって、
笑えないくらいぐちゃぐちゃのぐしゃぐしゃのメタメタになって、
絶望して、泣いて、泣いて、泣いて、地獄の底まで落ちていたとしても、
俺は地球の裏側で陽気にサンバを踊って笑っているブラジル人を殴らない。
殴りたいとも思わないから。


意味分からない?
意味分かんないだろうなぁ。だよなぁ。
あたりさわりないように書いてるのさ。


俺も悩んで困ってるの。


まいるよなぁ。
まいっちゃうよなぁ。


あ、そうそう。
今、俺は、手紙を書いてる。
とってもマッケンローな、
俺の知る限りじゃあ、
上から数えたほうが早いこと確実な、どでかい不条理にやられて、
それでも頑張って、強く生きて、
そんで笑ってる。
すげぇ、とんでもねぇ、とてつもねぇ、
とってもマッケンローな人物に手紙を書いてる。


手紙なんてまともに書いたことが無いし、
俺の文章力じゃあうまくまとまんねぇ。
俺の考えてることはどこでどうゆう風に誰を傷つけるか分からないから、
ちょっとしたマニアックな兵器の様で扱いがとっても難しい。
キリストやブッダには程遠い。