恒常性(ホメオスタシス)とは 

〜施術効果を左右する「体の土台」〜

恒常性(ホメオスタシス)とは、体内環境を一定に保とうとする生体機能のことです。

体温・血流・自律神経・ホルモンバランスなどは、すべて恒常性によって調整されています。

セラピストが行う施術も、本質的にはこの恒常性が働きやすい状態をつくるサポートだと言えます。

恒常性が低下しているお客様の特徴

恒常性がうまく機能していない場合、次のような状態が見られます。

●       冷えやすく、温まりにくい

●       施術直後は楽でも戻りが早い

●       疲労が抜けにくい

●       睡眠の質が低い

●       自律神経の乱れが強い

このようなケースでは、症状へのアプローチだけでは改善が定着しにくい傾向があります。

なぜ施術効果が持続しないのか

施術によって一時的に整っても、恒常性が低下していると体は「元の状態」に戻ろうとしてしまいます。

つまり、体が悪い方向に安定してしまっている状態です。ここを理解せずに強い刺激を続けると、かえって体の防御反応を高めてしまうこともあります。

セラピストが意識すべきポイント

重要なのは、「変えること」よりも体が自ら調整できる余力を取り戻すこと

そのために、

●       血流・体温を妨げない施術

●       自律神経が緩むリズム

●       強すぎない刺激量

●       休息・セルフケアの提案

を意識することが大切です。

施術は「治す」のではなく、恒常性のスイッチを入れる行為と捉えると、アプローチが変わってきます。

まとめ

恒常性とは、体が本来持っている回復システム

不調が長引くお客様ほど、まず整えるべきは「症状」ではなく「体の土台」です。恒常性が働き出すと、施術効果は自然と定着していきます。