春になると、暖かい日が増え、草木が芽吹き、自然界は大きく動き出します。私たちの体もまた、自然の流れと同じように春の影響を受けています。
東洋医学の考え方の一つである陰陽五行説では、春は「木」のエネルギーを持つ季節とされています。「木」は芽が出て枝が伸びるように、成長や発散、伸びやかさを表します。そして、この「木」と深い関係があるのが「肝」です。
肝には、体の「気」や「血」の巡りをスムーズにする働きがあるといわれています。そのため春は、体の巡りを整えることがとても大切な季節なのです。
しかし春は寒暖差が大きく、環境の変化も多いため、自律神経が乱れやすい時期でもあります。
イライラしやすい、目の疲れ、肩こり、眠りが浅いなどの不調を感じる方も少なくありません。これらは体の巡りが滞っているサインともいわれます。
春を元気に過ごすためには、体と心を伸びやかにすることが大切です。軽いストレッチや散歩で体を動かすこと、腹式呼吸をしてリラックスすること。
また、旬の野菜や緑黄色野菜、酢の物を取り入れることなど、日常の小さな習慣が体の巡りを整えてくれます。
自然が芽吹くこの季節、私たちも春のリズムに合わせて生活し、心と体をのびやかに整えていきたいものですね。


