お手伝いは脳を育てるだけでなく自尊心も育てる優れもの
障がいをもつ子供達に米国式・脳と体からのアプローチで認知力向上を目指し指導している療育コンサルタントの竹村文です。
療育コンサルで親御さんに必ずアドバイスしていることに「お手伝い」があります。お手伝いは、手を使う微細運動の向上だけでなく、実行機能と自信を育んでくれる優れもの。
1、お手伝いは脳を育てる
2、きれい、汚いの概念を経験を通して学ぶ
3、受身の人生 VS 積極的な人生
お手伝いは脳を育てる
お手伝いにも色々ありますが、
窓ふき
雑巾がけ
ほうきで掃く
掃除機をかける
お料理の手伝い
食事前の食器のセッティング
テーブルをふく
食器を洗う
食事後食器を運ぶ
洗濯物を畳む などがあげられます。
そして全て手を使います。
手は第2の脳といわれ、手を使うことは脳を育てます。
お手伝い=脳を育む
そして必ず両手を使います。
両手を使う=左脳と右脳の両方の脳を育てる
綺麗、汚いの概念を体験を通して教える
障がいをもつお子さんに綺麗、汚いの概念を教えるには体験を通して教えることが一番近道です。例えばゴミが溢れているゴミ箱をゴミ袋に入れる体験を通して、綺麗と汚いを理解します。
お手伝いを習慣にすることで、将来自分の部屋を綺麗に保つ、清潔感のある生活をするなどに繋がっていきます。
「ローマは一日にして成らず」
小さい時から教えていくことが、重要です。
受身の人生 VS 積極的な人生
障がいを持つ子どもは小さい時から〇〇ができない、△△を手伝ってもらう等、受け身の姿勢で人生を歩むことが多々あります。
だからこそ、小さい時からお手伝いを通して、「ありがとう」と言われる体験を沢山させてあげてください。
自分だけでなく、人のために役立つ人生を送ることで、自分の人生の意味を自分なりに見つけ、受け身の人生ではなく、積極的に生きる姿勢を経験を通して教えてあげてください。