こんな本を発見 嬉しい♪そして、民族衣装は可愛い♪
あなたの知っている 中国人はどんな人ですか?
実は、中国には 56もの民族がいるのです。
漢族
現在、代表的な伝統衣装とされているのは和服や韓国のチマチョゴリの原型ともいわれる「漢服」。
これは、Y字型に交叉した襟、長くたれた袖、ボタンでなく帯で締めることが基本的な特徴。
なかでも女性には「ルーチュン」という、チマチョゴリのようなスタイルが好まれる。
漢族は、中国に暮らす13億人のうちの、11億人以上。
中国だけでなく、世界でもっとも人口が多いといえる民族です。
餃子にカンフー、烏龍茶。
日本人が「中国」といわれて思い浮かべるもののほとんどは、漢族の文化です。
私たちの生活に関係あるものもたくさん。
日々何気なく使っている漢字だって、よく考えれば「漢」の字。
3月3日の雛祭りや、9月のお月見、10月の菊の節句といった行事も、もとは中国のお祭り「節日」が遠い昔に伝えられ、それが日本文化の中で変化して今の形になったものなのです。
ただ、大きく違うのは、漢族ではそうした節日を、旧暦で行っていること。
節日のうち、もっとも大切なのは旧暦の1月1日から始まる「春節(旧正月)」。
日本の年越しに当たり、新暦の1月下旬から2月頃に行われます。
ヤオ族
ポイントは頭飾り。形は竜を模したり、A形、三日月形、飛燕形などさまざま。
女性もパンツスタイルが多く、地方によって丈に違いがある。
衣服にほどこされた精密なクロスステッチも特徴。 銀のアクセサリーを好む。
ある時は狩りを行う山の民として、またあるときは焼畑農業をしながら山地を渡り歩いてきたヤオ族。
彼らの祖先は、勇猛な神犬であったとされ、それが人々の誇りとなっています。
トゥジア族
頭は布で包み、花、とくに梅花柄や、青や白の布地を多用する。素材は手織り、自家染め。
前掛けのの部分は「シランカブ」という”花模様の布団”を意味する錦織。
得意の刺繍を駆使して、黒地にコントラストの強い糸を使って鳥、花、幾何学模様などさまざまな図案を縫いとる。
幾重にもつらなる切り立った岩、霧に煙る峰、どこまでも続く雲海・・・・。
仙人が現れそうな、水墨画の世界が広がる張家界の国家森林公園。
有名な世界遺産「武陵源」もある、この国家公園の中にも、トゥジア族は暮らしています。
音楽を愛する人が多く、演奏会や楽器にも独特なものがいっぱい。
大きな儀式では必ず音楽隊が組まれ、集う人々をにぎやかに鼓舞するのです。
チワン族
シンプルなスタイルを好み、袖に刺繍の入った衣里の低いシャツに、黒いワイドパンツを合わせる。
染色技術に長け、絞り染めやろうけつ染めなどで衣装を作る。
またベルトやターバンに使われる「壮錦(チワン布)」は象徴的紋様や均整のとれた構図が特徴で中国の「四代名錦」のひとつ。
マンゴーにパイナップル、グレープフルーツに似た柑橘類・沙田柚など、チワン族が暮らす亜熱帯の平原には、色とりどりのフルーツが実っています。
楊貴妃が愛したといわれるライチや竜眼も名産品。
チワンの人々はまた、歌が大好きなことでも知られ、一帯は別名「歌の海」とも呼ばれます。