本日、フランス童謡の絵本のような楽譜を追加しました。



いくつかカートで童謡集をご紹介していますが。
童謡のことをフランスでは「Chanson enfantine(シャンソン・アンファンティーヌ)」と呼びます。

「シャンソン」と聞くと、日本ではピアフやバルバラ、アズナーブルなどの歌手を連想しますが。
ただ単に「歌」全般のことを指します。

だからその後に「シャンソン・ポピュレール(ポップス)」や「シャンソン・クラシック」など形容詞がついて、ジャンル分けされます。

大まかに言うと、童謡やわらべ歌は「シャンソン・アンファンティーヌ(子供の歌)」、
「シャンソン・トゥジュール(いつもの歌)」などと書かれていることが多いです。
日本でも有名な曲だと「フレール・ジャック」「月の光に」「アヴィニョン橋の上で」などがありますね。

歌詞には、それぞれ筋があったり、物語となっているものもあり。
それが、今回ご紹介したような、絵本のような楽譜の出現となるわけです。

また他には、アンデルセンやグリムのように、隠語的に残酷な歌もあったりします。
これは歌って聞かせていた子守が、女中や下女といった身分で、歌に風刺を入れ込んだり、大衆の歌が童謡に転化したり、といった出自があるようです。

ご紹介している楽譜は、もちろん子ども向けに出版されていたものですが、今となってはまるで絵本のように楽しめます。
楽譜としての価値よりも、挿絵やデザインの可愛さが目を惹きます。
さらに古くなった紙質も相まって、暖かい愛着のある表情をしています。

こんな楽譜を使っていた子どもたちも、もうお婆さんやおじいさんになっているはず。
でも、記憶のなかで小さい頃の思い出とともに、孫や子どもに歌って聞かせているのかな?
と眺めて想像していると、何だかとても温かな気持ちになれます。