ラ・フランスを買ってきました。

常温で完熟させて、押すとへこむくらいが食べ頃だと教えてもらいました。


柔らかく甘みも十分増してないラ・フランスを食べても、その本当の美味しさは分からないのだとか。

でも誰が「西洋ナシ」に「ラ・フランス(La France)」って名前をつけたんでしょうね。

確かに「西洋ナシ」っていうよりもちょっとお洒落に聞こえるし。
日本に浸透したのも、この名前のおかげでしょうね。

 

この洋ナシの形を見て店主が思うのは。

やっぱり音楽つながりで作曲家エリック・サティ(写真の後ろのおじさん)のこと。

 



彼の作品に『梨の形をした3つの小品(3 Morceaux en forme de poire )』というのがあるんです。

前回ノルマンディ買付けで立ち寄ったサティ生家のロビーにも、洋ナシのオブジェが飾ってました。


実は、店主が意識してフランス音楽を聞き始めたきっかけが、この曲なんです。
ちなみにジャン・コクトーが初めてサティの曲を知ったのも、この曲だったりして。

高校生の頃FMでこの曲が流れ始め、その不思議な響きに惹かれ。

急いで、テープレコーダーに録音しました。

FMをテープに録音なんて。昭和生まれの人間ですね。

それから数年後、音楽大学で多くのフランス音楽に触れて。
もちろん、サティの他の作品を聴く機会にも恵まれて。

いま、プライベートでバレエ音楽を調べてるんですが。
サティの曲で有名なのが『パラード』(1916年)。
台本がコクトー、舞台と衣装がピカソという、何とも贅沢な作品。

ベル・エポックと呼ばれた時代も終わり。

「シュール・レアリスム」という言葉を、詩人G.アポリネールが初めて使ったのも、この作品の序文ででした。

サティの音楽はというと。

フランスの日常の音楽や音(タイプライターやサイレン)を初めて芸術音楽の舞台に持ち込んだ、スキャンダラスな作品です。

日常音楽と芸術音楽という垣根を越えようとしていたサティの作品。
面白いですよ♪

みなさんも是非聴いてみて下さいね。

と、話が飛びましたが。

このラ・フランス。
食べ頃まで、もう少し時間がかかりそうです。