今回は"1876"(恐らく年号)と書かれた、珍しいピアノをリペアしていきます。
こちらのピアノは中にピアノ線が張ってあり、それを打弦することによって発音します。
だからグロッケンタイプのトイピアノより、よりピアノに近い発音ですね。
まずは、いつも通り。
アクションを修復していきます。
こうして見ると、リペアは終わったように見えますが。
実はこれから細かい作業が色々出てくるのです。
ピアノ線は、もちろん、古く、もろくなっているので、全て交換していきます。
交換する時に開けた裏フタに、落書きを見つけました。
チューニングピンを刺している穴も、ユルくなっているところは詰め物をして。
時間をかけてテンションを上げていきます。
鍵盤の下にあるクッションを交換します。
そしてやっとリペアが終了。
外から見た限り、変わりませんが。
130年ぶりに音が鳴る様は、充足感があります。
可愛らしい優しい響きがします。
最近いろんなトイピアノを修復していて気がつくんですが。
最初の見立てで「ここと、ここを修理したらOK」と思っても、そう簡単には終わりません。
ひとつの場所を直してみると、新たに別の場所の不具合が見えてきてしまいます。
でもせっかく直すんですから、ストレスを感じずに弾いていただきたい。
一期一会で出会った貴重なアンティーク。
納得するまで、リペアしていきたいと思ってます。
皆さんのお家にも、飾っているだけで音の出ないアンティークのトイピアノがありましたら、ぜひご相談くださいませ♪







