文化庁・平成30年度文化芸術による子供の育成事業(芸術家の派遣事業)で、
福島県立須賀川支援学校にお伺いさせていただきました。
アンサンブルだっちゃ初・福島公演、
そして初めてのスクールコンサートです。
特別支援学校の生徒さんたちの音楽の感じ方、受け取り方はさまざまで、目を閉じてずっと聴いてくれていて最後に私たちのところに「ありがとうございました」と丁寧にお礼を言いに来てくれたり、一曲目から手拍子が自然に客席からスタートし、一緒に歌ってくれたり、プログラムと照らし合わせながら真剣に聴いてくれたり、先生と一緒に身体を揺らしたり隣のお友達と楽しみながら楽器や演奏に関心を持ってくれたりと、「コンサート」という時間を会場にいる皆で分かち合えたような、私たちも嬉しい気持ちが溢れていました。
今日が"はじめまして"の子どもたち、
緊張や距離感が一瞬に消え最後はハイタッチと握手でバイバイ。
心があったかくなりました。
私たち自身も音楽の素晴らしさを体感し、
嬉しさや喜びをお互いが体現し、素敵な素敵な演奏会となりました。
本当にありがとうございました。
先日、生徒の皆さんから御礼のお手紙が届きました。
本当に嬉しいです。
音楽って、特にクラシックは高価で高級なものというイメージが自分のなかでもどこか潜在的にあったりしますが、
人間にとって大切な瞬間、
そこにもし音楽が必要だったとき、
音楽で何かがかわる変わる気がするとき、
それを自分の演奏で伝えることができる立場に今いられるのがどんなに幸せなことか思い知らされました。
ある生徒さんの手紙には、
“この音は強い、弱い、この音はこう表現している”など考えながら聴くことができた。
と書いてありました。
私たち以上に、音にしっかり寄り添って音楽のメッセージを受け取っていたのです。
生徒たちはそれぞれの聴き方で、
いろいろな表現で音楽の「喜び」を私たちに伝えてくれました。
恥ずかしがり屋の生徒が多いのですが、いつもよりも、多くの生徒達が声を出したり体を動かしたりしてとてもいい表情で楽しんでいました、と先生方から感想もいただきました。
アンサンブルだっちゃ、
これからも「音」を大切に奏でていきたい。
いただいた手紙を読んで、じ~んと心があたたかくなりました。
本当にありがとうございました。
ゲストピアニストは佐藤映(はゆる)さんにご出演いただきました。
終演後メンバーでお昼ご飯。
美味しいお蕎麦をいただきました。

