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空を見上げて

毎日の暮らしの中で、心に残った風景や言葉を綴ります。

ずっとやめたくてやめたくて、ありがたいお仕事だけど、たった90分がとてつもなく長く感じて、全く達成感のない仕事を今年一杯でやめることができたんです。


こういう記事を読むと、本当にやめることにして良かったなと心から喜びが沸いてきます。

長年お世話になっている先生との仕事なので、なかなかやめたいと言えなかった。

私のなかにも、先生と一緒なら、もっと他の仕事も紹介してもらえるかもしれない・・・という甘えがあったのも事実。

音楽の仕事では、誰を知っているかで、仕事を紹介してもらえたり、声をかけてもらうことも多いので、一度手に入れた仕事を手放すのは勇気がいるものです。

しかし、いつ頃からか、準備するのも気が重い。当日も時間がたつのがゆっくりすぎるように感じる。


やめたくなった理由はいくつかありますが、
そのひとつは、譜めくりを頼まれたことです。

先生がコンサートを開催したときに、
私は伴奏を頼まれませんでした。
先生のソロはお気に入りの人がやるとしても、後半の会場のお客さんと一緒に歌う曲(愛唱歌)・・・先生と一緒に仕事に行ったときに弾くような曲も、また別の人が伴奏をしていたということです。
それで、その隣で楽譜をめくる係りを急遽やることになり、大変落胆しました。

とても屈辱的な空間と時間でした。

舞台の袖で、先生のご主人は、ご主人も歌う方なのですが、
「全然だめだー」とか、心にもないことを言っていて、せっかく舞台に立っているのに、どうしてそんなことを言うのだろうと、全く舞台にたてるチャンスも無い私にとっては、ひどい話でした。

別に私がやらなくても良いんじゃないかって、完全に拗ねました。

先生のソロの伴奏者が都合の悪いときは、私を呼んだりと、とても都合良く使われている気がして、気分が悪くなることが増えてきたのです。

それと、もうひとつは
誕生日を覚えてもらえなかったことです。

たかが誕生日ですが、
先生との愛唱歌を歌う会では、毎月、その月の誕生日の方をお祝いする意味で、皆で誕生日の歌を歌います。

15年以上やっている会なので、
もちろん先生も自分の月の時は手をあげて、話題にしたり、毎年、私も自分の月の時は手をあげて歌ってもらっていました。

私は、毎年先生のお誕生日にはお花をプレゼントし、お歳暮もお渡ししたり、バレンタインデーにはご主人にチョコを用意したり、別にお返しを期待していませんが、

毎年毎年、私の月の時には手をあげていたのに、全く覚えてもらっていないのが、とても寂しい気持ちになったのです。

うまく伝わるか分からないけれど、
学生時代からのお付き合いで、その後も結婚してからは子供達の事も気にかけていただいたり、割りと密にお付き合いしていたつもりでしたが、あっさりとしていて、肝心なときには全く相手にしてもらっていないのが分かったのでした。

私の実力が無いといえばそれまでですが、
そこまで出来ない訳でも無いと思っています。
そもそもそこが勘違いなのか?

というわけで、
これ以上一緒にいてもすり減るばかりだと感じたので、勇気を出して卒業させてもらうことにしたのです。

夏にはその旨を伝えると、
なんだかしがみつかれるような苦しい展開になりました。

それまではあっさりとさっぱりとした対応だったのが、あきらかにめんどくさい感じになったのです。

やはり、やめることにしてよかったと、心から解放感を感じています。

あと数回の辛抱と思いながら過ごしていますが、どれだけ自分に我慢をさせていたのかと、自分に申し訳ない気持ちになるほどです。
そこまで嫌だったんだなーと。

仕事は15年ぐらいですが、学生時代からのお付き合いをいれると、25年ぐらい。
よく続いたものだと思います。

先生も80歳を越えて、年を取るとはこういうことなんだなと、現実を見せてもらっているような感じです。

月にたった2・3回の仕事なのに、ここまでダメージがあったとは、驚き。

よっぽど都合が悪くなければ、頼まれると引き受けてしまう。

そういう仕事の仕方はこれからはやめようと決めました。心が喜ぶことをしたい。自分のためにしてあげたい。
自分さえ我慢すればとか、お金のためとか、そういうのをやめる。


さて、2020年1月からは、
その仕事をやめて空いた時間で何をしよう!

全然何も思い付かないし、決まってない。
新しいことを始められるってワクワクする。