なんか分からないけど、
ふと思った。
心に染みる音色を奏でる人になりたい。
自分の音色を見つけられなくて、
見つけ方もわからなくて、やみくもに弾いてた時間が長かったから、
音色を誉められると嬉しいのです

芸術家って、
昔はすごい不幸だったとか、
なにか重い病気を克服したとか、抱えながらとか、
すごい苦労をした
とか、そういう不幸せなストーリーがないと話題にならないというか、
共感されない
そんな前提ないですか?
私はそこまで不幸だったとか、苦労したとか無いんです。
子供時代はそこそこ恵まれてたと思うし、
今も幸せなんです。
幸せな人が芸術家になってもいい
ですよねー
そう思ったら、
愛を奏でる人になりたいってワードが浮かんできました。
というのも、
昨年ある人に出会って、
ほんの短い時間だったけど、
とっても親切にしてもらって
その親切が身に染みて
すごく大きな愛を感じました。
個人的な愛というよりも、
もっと大きなオーラみたいな。
その方は私よりずっと年下なんだけど、
純粋で誠実。
全く打算のない行動ができる人でした。
それからです
メロディーの聞こえかたが変わってしまった。
人間って本物の体験をすると、
一瞬で変われるんですね。
本物の体験
からだの真ん中で感じることができた時っていう感じかなーーー。
すごく不思議な体験でした。
そして、その感じた大きな愛をピアノで表現してみたくなったのです。
これまではわりとパワー系の演奏だったのが、自分の内側をみながら演奏できるようになったかも。
自分のために弾きたいって思うようになったかもしれない。
その感じた愛にピッタリくる音を探しているような、だからテンポが早い曲ではたどり着けなくて、じっくり向き合えるような曲が良いんです。
子供の頃の演奏は、乱暴だとか、雑だって親によく怒られていて、好む曲も激しいものが多かった。
でもそれにはやっぱり理由があったんだってことが最近わかったんです。
私は、怒っていた。
とにかく両親に対して怒っていた。
どうにかしてその怒りを爆発させるためにピアノを弾いていたのかもしれない。
音楽療法に出会って、精神科の患者さんを目の当たりにするようになって、ピアノがなかったら私もこちら側の人間になっていたかもしれないなって思ったから。
もう私は怒りを発散させるためには弾かなくてもいい。聞く人の慰めになるような、心に染みる音色を、愛を奏でる人になろうと思います。
noteに音源を公開する方法を覚えたので、
近いうちに第2弾として録音したいと考えてます。