
Fender Vintera Ⅱ 60s Stratocaster 確認と小改造
さあ、こちらの新ギターを
早速弄っていきましょう!
中身

ポットはCTSですね
この価格帯なら当然とも言えますが
ここらへんは抜かりなし
電導塗料なし

スタンダードストラトはデフォルトで塗ってありましたが…
ここらへんもビンテージ仕様ということなのか?
フロントPUキャビティに謎のバーコードシール

2重に貼ってあって、しかも剥がれかけたままクリア塗装が吹き付けられてカチカチになってます
うーむ…
ここは仕事が荒くて少し残念…
ピックアップスプリングはラバー製

フェンダーは基本ラバー製がデフォルトですが、一応ビンテージ仕様ということでここは必須でしょうね
はんだ付けする際に線を端子に巻き付けるのはやめていただきたい

その方が楽なんだろうけど、外すのがすごく大変
その後の修理のこととか考えていただけると有り難い
デフォルトのトーンコンデンサー

さすがに安ギター定番のカメムシみたいなやつではない(早速外してますが)
しかし注目すべきはその値
104K…
てことは0.1μF!?(合ってますか??)
高くない!?どゆこと!??
個人的にシングルコイルには0.022μFをおすすめしている身としては
理解が追いつかない…
ビンテージ仕様ってのは
そういうもんなのか…?
気を取り直して
ボリュームとトーンを配置換えしてコンデンサー交換
ついでにハイパスも付けてみた

新しいトーンコンデンサーは
ロシアンメタルペーパー 0.025μF500V
いわゆるオイルペーパーコンデンサーですね(合ってますかね?)
ハイパスは
ディップマイカコンデンサー330pF500Vにスムーステーパーとして150kΩの抵抗をかませた自作です
値が低めのポットには、同じく値が低めのハイパスを使った方が良い気がします
このVintera Ⅱのデフォルトの音は、やはりビンテージ寄りの大人しい音でした。当然ながら出力は低めです。
小改造後はハイパスを付けたせいか高音域が若干増え、オイルペーパーコンデンサーの影響も(値も?)あってかビンテージ感は残しつつ少しウェッティな音に。
悪くはない。良い音と言えば良い音だし。
けど好みとは言えない…
いっそのこと電導塗料を塗ってしまおうか迷うが…
確認


電導塗料なし!
電導塗料を塗ると大なり小なり確実に音は変化するし
一度塗ったら剥がすの大変だし…
というわけで電導塗料を塗るのはやめて、
コンデンサー交換だけで様子を見ることにします
こいつの出番ですね

最近とてもお気に入りの
SoZo NextGen Blue Molded Vintage 0.022μF500V
こちらはフィルムコンデンサー
装着

完成形(※見た目は変わってません)

音はというと
明らかにウェット感は減って
輪郭がはっきりしました
オイルコンデンサーの方がビンテージっぽい音と言えば確かにそうですが
個人的には
やっぱりストラトにはフィルムコンデンサーの音の方が合うよなぁ…
と思う今日この頃
ついでにスタンダードストラトもハイパスだけ交換し(セラミックコンデンサー1000pF500V&抵抗150kΩからマイカコンデンサー330pF500V&抵抗220kΩ)
改めて2本を並べてみる

良い眺めだ!!
最後に
ヘッドロゴ比較

(Vintera Ⅱのヘッドの方が大きく見えるのは
撮影の仕方が下手な故の錯覚です…)
フェンダーロゴは断然CBSが好き!
CBSロゴのストラトが欲しいがために
スタンダードを買ったようなもんです。
何を隠そう今回Vintera Ⅱを入手したのも、
レイクプラシッドブルーのストラトを買ってチェリーバーストのスタンダードストラトと並べる、というのが一番の購入動機でした。
趣味のもの(特にギター)を買う時なんて
皆さんそんな感じですよね…??
違いますかね……
