コンデンサー いろいろお試し①
前回の記事はナット交換の重要性を学んだという話でしたが、今回はコンデンサー、特にトーン用コンデンサーの重要性について学んだという話です。
まず、今までも何度かブログに登場しているこちら。

いろいろ弄りまくった Squier テレキャスター。
先日ポットを交換したりハイパスを取り外したりしたところですが、やっぱりもう一度ハイパスを付けてみたくなり、それならいっそコンデンサーも換えてみようと思い実行。

もともとはHGC(ヒグチ電子)のオイルコンデンサーを付けていました。それをEHX(エレクトロ・ハーモニクス)のオイルコンデンサーに交換してみました。
同じオイルコンデンサーで値もどちらも0.022μF、耐圧も600V前後ということで、劇的な音の変化は感じませんでしたが、EHXの方が音の輪郭が少し明瞭になった印象です。
交換したことによるプラシーボ効果的な感覚かも分かりませんが、少なくとも音が劣化したとか気に食わなくなったとかそういうことは全くなく、若干ではありますが好みの方向への変化を感じることができました。
ハイパスについてはこの前の記事にも書いた通り、このギターのリアピックアップが非常にハイパワーなタイプのため、換装することでやはり高音がうるさく感じてしまうことがはっきりと判明しました。ですのでハイパスは再度外すことに決め、これでようやく完成です。
続いてはこちら。

こちらも何度もブログに登場している私のファーストギター、Fender Japan ストラトキャスター。
こちらについてはもともとはヒグチ電子の0.047μFのビタQオイルコンデンサーを換装していました。
その音も普通に気に入っていたんですが、私は手持ちのテレキャスタータイプには全て0.022μFのコンデンサーを付けており基本その音が気に入っていることから、同じくシングルコイルであるストラトキャスターにも0.022μFのコンデンサーを付けてみようと思い立ったわけです。
そこで今回は少し奮発して、SoZo NextGenのブルータイプのコンデンサーを購入し換装してみました。

こちらはオイルではなくフィルムコンデンサーなんですが、これがまた大当たりで、私にとってはものすごく好みの音に変化したわけです。
オイルからフィルムにしただけでなく値も0.047μFから0.022μFになったわけなので、いろいろな要素からの音の変化だとは思うんですが、例えるならピックアップ自体を交換したかのような、そんなレベルの変化を実感しました。
音の輪郭と分離感がはっきりして、倍音もよく聴こえるようなりました。これは誰が聴き比べても分かるレベルだと個人的には思っています。
長くなったので次に続きます。