コンポーネントギター3号機 ④ | ENSEMBLE ni-ke

コンポーネントギター3号機 ④


やっと少し進みました。

前回の記事ではシーラー塗布→研磨まで。

次はブリッジの位置決め→穴開けです。


ここらへんの作業はいろいろなブログ等でも紹介されていますが、一応ざっと説明しますと…

まずネック、そして1弦と6弦のペグを一度取り付けます。
ペグとブリッジを弦または糸で繋げて位置決めをします。

センターずれしないよう1・6弦がフレットから外れていないか注意しつつ、ロングスケールのギターなのでナットからブリッジまで648mm、12フレットからブリッジまで324mmになるよう計測したうえでブリッジ位置をマーキングします。

すると…

元の穴からめっちゃズレてるし…(-_-;)

実際に穴を開けてみると元の穴からのズレ具合がよく分かります(-_-;)



というわけなので裏の穴もめちゃくちゃズレてました。
古い穴を埋めておいてよかった(-_-;)




ブリッジ位置が大幅にずれたことでピックアップが入らなくなってしまったので、急遽キャビティを拡張しました。
わざわざトリマーを使うのが面倒だったのでノミでザグザクと…。多少汚くなってしまった感はありますが致し方なし(-_-;)




今回の3号機はトップローディングにしてもよかったんですが、この後リビルド予定のPlaytech TL250はバックローディングにすると決めているので、その練習も兼ねてバックローディングにしてみました。


今回のバックローディングの穴開けの手順は

①1弦と6弦の穴を2mm径ドリルで表から裏まで貫通させる(ガイド穴)。
②1弦と6弦の穴を基準にして裏に1~6弦のストリングブッシュ用の穴を開ける(今回は8mm径)
③2・3・4・5弦のガイド穴を2mm径で表から半分の深さまで、裏からも半分の深さまで開けて貫通させる。
④2・3・4・5弦の穴(今回は3.5mm径)を、③と同様に表から半分の深さまで、裏からも半分の深さまで開けて貫通させる。

※今回は勢い余って③の工程の穴開けを表から一気に貫通させてしまい若干のズレが生じてしまいました(/_;)埋め直すほどのズレではありませんでしたが次回の教訓としたいと思います(-_-;)
※ドリルで穴を開ける前には当然ですが鉛筆等で目印を書いてから目打ちで下穴を開けておくことでドリルの刃がずれにくくなります。




穴開けの後はようやく塗装に入ります。


今回の塗装の手順は
サーフェイサー→カラーラッカー→クリアラッカーです。


まずはサーフェイサーから塗布。
今回も青系で仕上げる予定なので、サーフェイサーはグレイ系を選択。



このサーフェイサー独特の灰色、結構好きなんですよね。この色のまま仕上げてみたいくらいです(*´-`)まあ無理な話ですが…(^_^;)


この後軽く研磨はしますが、ざっと見た感じでは目立つ凹凸は見当たりません。下地作りがわりとうまくいったようです。


しかし、やはりサイドやエッジ部分には細かい凹凸が多少見られますね。
もっとシーラーを厚塗りすれば目立たなくなるのかもしれませんが、もともと合板なのでまあこのへんが妥協点かと…(>_<)




とりあえず今日はここまでです(*´-`)