2回目とイカ天 | ENSEMBLE ni-ke

2回目とイカ天


昨日はワクチン接種2回目でした。


札幌などの都市部ではなかなか予約が取れないそうで、こういう時だけは地方に住んでることに有り難さも感じますね。


今日の昼前までは全然何ともなかったんですが、昼過ぎから微熱が出てきてジワジワと上がり、夕方計ったら37.5℃でした。


体は若干怠い感じだけど、その他は特に何ともありません。今は一応解熱剤飲んで様子見てます。




外出はできなくて暇なんでギターを弄ったり…のはずが、微妙~にそういう元気はなくて、ダラダラとYouTubeとか見てました。




そこで何気なく見つけたのが「イカ天」。


1990年頃に深夜に放送されてた「イカすバンド天国」というテレビ番組です。



もちろん番組の存在自体は知ってて、かのBLANKEY JET CITYやBEGINがアマチュア時代に出てたとか、GLAYもちらっと出てたとか、そういう知識はあったんですよ。


でもリアルタイムでは深夜にテレビを見る許可など下りるはずもなく…まあ小学生でしたからね。




それで、まずは「イカ天2007復活祭」という、当時の放送を振り返る特集番組を見てみたわけです。



この番組はデビュー前のバンドが対バン的に対戦するオーディションの番組なので、出てくるバンドは当然みんなまだアマチュアなわけです。


なので、僕のような素人目から見てもまあ上手とは言えないバンドやイロモノ的なバンドまでいろいろ出てきて、そこがまた面白いわけです。



そんな中にあって、やっぱりFLYING KIDSやBLANKEY JET CITY、あと人間椅子なんかは当時から実力が抜きん出ていた印象でした。

特に人間椅子の和嶋さんのギターは当時から仕上がっていて超カッコイイ!( ´∀`)あと若かりし頃の司会の相原勇さんが元気でかわいいですね(^-^)



そしてその中でもまず度肝を抜かれたのがBEGIN!


当時からもう仕上がりまくってます。とにかく比嘉さんの歌唱力が今と変わらず凄すぎる!そして3人ともビジュアルがずっと変わらない(-_-;)いろんな意味で既に出来上がっていたバンドだったんだな~と思いました。



ちなみにBLANKEY JET CITYもやはり当時からかなりの仕上がり具合なんですが、ベンジーがまだ今のベンジーになりきっていないところが逆に新鮮で良かったです(*^^*)





そして何よりも度肝を抜かれたのが


「たま」



たまの楽曲では「さよなら人類」があまりにも有名ですが、このイカ天で既に演奏していたんですね!



僕が小学生だった当時、「さよなら人類」は曲としてインパクトもあったのでそれなりに流行っていましたが、バンドとしてはその独特すぎるビジュアルと曲調から正直「イロモノ」「一発屋」のイメージを当時から今までずっと持ち続けていました。



しかしこのイカ天を実際に見て、そんなイメージは全部きれいにぶっ飛びました(-_-;)




イカ天は5週勝ち抜いたら「グランドイカ天キング」となり、メジャーデビューにつながるということになっているようなんですが(※)、たまも最終的には5週勝ち抜いてグランドイカ天キングになるわけです。


(※番組開始当初はメジャーデビューにつながるという話ではなかったそうですが、番組が人気になったことでデビューにつながるようになったんだとか。)


だから5週勝ち抜くまでには5曲をスタジオで披露することになるわけですが、たまが披露した5曲は、個人的な意見ではありますが控えめに言ってどの曲も鳥肌ものです。


5曲が5曲とも曲調が全く異なっており、それでいてどの曲の歌詞もメロディーも非常に叙情的で唯一無二です。紛うことなき「たま」というジャンルです。



特に5週目のグランドイカ天キングが懸かっている際に披露した曲「待ち合わせ」。

大袈裟でなく、イカ天の概念をぶち壊す衝撃的な曲です。

勝とうとも売れようとも思っていない。ただただ自分たちの信じた音楽をやる…。そんな意志がたまの音楽からはひしひしと伝わってきます。



たまは強烈なビジュアルと曲調に注目されがちですが、何よりも注目されるべきは一人一人の演奏技術と、そのアンサンブル力の高さです。



「イカ天2007復活祭」で当時の審査員の方がたまのことを「今までの出場者の中で一番演奏が上手かった」と評していましたが、まさにそうなのではないかと納得できるほど個々の演奏とアンサンブルの技術が圧倒的です。また、それと共に全員がかなりライブ慣れしているのではないかという印象も受けます。



聞くところによると、たまはもともとソロで活動していた4人が集まってできたバンドとのこと。


4人全員がボーカルを採れること、また、一人一人のビジュアル(顔)も実は皆結構ハンサムだったりしますから、そういう意味でも時代をかなり先取りしすぎた?バンドだったのかもしれません。


でも、そんなたまがグランドイカ天キングになったあたり、圧倒的な実力があったにしろ、当時の審査員の方々はすごく見る目があったんだな~と思ったりしてます(*´-`)




今日はとにかくイカ天のたまを聴いた衝撃がものすごく、たまのことを書きたいがために微熱の中記事にしてしまいました(-_-;)




動画は個人で上げてるものっぽいのでここに貼るのは控えますが、興味のある方は


「イカ天2007復活祭」


また、たまの演奏だけを集めた動画もあったので

「たま イカ天」


とかでYouTubeで検索して是非とも見てみてください!(^-^)








おまけ



今日はずーっと父の看病で大変だね…
リリさん(;_;)


まさに付きっきり。献身的すぎます(/_;)

本当にありがとうございます…m(_ _)m