コンポーネントギター2号機⑤ | ENSEMBLE ni-ke

コンポーネントギター2号機⑤


なんと…まだ完成していません(T-T)


配線にかなり手こずっております…




とりあえずその後進めた作業を以下にご紹介すると…


ピックアップキャビティの底上げ板を固定。
板を入れるだけでも…と思ってましたが、やはりきちんと板を固定しないとダイレクトマウントのピックアップは取り付けできませんでした(-_-;)



そして実際にピックガードに電装系パーツを組み込んでみると…

リアピックアップとノブが見事に干渉~(;_;)



このままいってしまおうかとも思いましたが


ここは焦らず冷静に…

ピックガードの端材を丸くくりぬいてボンドを付けて、ポット用の穴を2箇所塞ぎ…


※穴を塞いだ箇所付近にある目立つ傷は、丸い端材を押し込む際に使ったペンチの痕です…
面倒臭がらずにちゃんと当て木とかをすればよかった…(/_;)


ボンドが乾いてから新たなポット用の穴を開けました。

きれいに開きました。
これならもうピックアップとノブは干渉しないでしょう。
※小さい方の穴はポットの爪用のものです。今回この穴は使いませんし、どうせノブで隠れてしまうのでとりあえず無視。


ピックガードに余分なボンドが付いて少し汚くなってしまったので、試しに240番のサンドペーパーで全体を磨いてみました。


ビフォー

アフター

写真だと違いが分かりにくいですが、光沢がなくなって普通に「マットホワイト」な感じに仕上がりました。
この手は案外使えるかも。黒ピックガードでもできるかな…?



ここで今回の配線について少し触れておきます。


今回のピックアップ配列はフロントとリアがP-90、センターがストラト用シングルコイルです。
コントロールはスイッチが5wayではなく3wayでフロントとリアのP-90にのみ有効、あとはフロント&リアボリューム、センターボリューム、マスタートーンの2ボリューム1トーン仕様です。

今回のコントロール系については3ピックアップだからといって通常のストラトのように5wayスイッチにしてまうと、P-90×2発の音が出せなくなってしまうので3wayスイッチにしたわけですが、ここで肝になってくるのはボリュームの配線方法です。



これはポットの裏側の画像ですが、ポットには端子番号があって、多くの場合図のように1~3番の端子配列になっています。


これをボリューム用のポットと仮定する場合、殆どの配線では1番端子はアースとしてポット裏につなぎ、ピックアップまたはスイッチからのホットの線を3番に、2番はトーンまたはジャックへつなぎます。これが通常の配線で、こうすると2ボリュームの場合どちらかのボリュームを0にするともう片方のボリュームもミュートされます。


しかし今回の2号機では、どちらかのボリュームを0にすることでもう片方もミュートされてしまうと、センターのシングルコイルのみの音やP-90×2発のみの音が出せなくなるわけです。


そこでどうするかというと、1番端子をポット裏につなぐのは通常と一緒ですが、ピックアップまたはスイッチからのホットの線を2番に、そして3番をトーンまたはジャックへとつなぎます。

つまり通常の配線の2番と3番端子の役割を入れ替えるわけです。そうすることで、どちらかのボリュームを0にした時でももう片方のボリュームはミュートされずに、センターのみ、またはP-90×2発のみの音もどちらも出せるようになるというわけです。


これはジャズベースなどにも採用されている配線で、一見非常に使い勝手が良い感じがするんですが、2ピックアップのギターの場合では逆にミュートがしづらくなるのでお奨めはしません(^_^;)


ちなみボリュームポットにハイパスコンデンサーを付ける場合は、どちらの配線方法であっても2番と3番端子をつなぐように付ければOKです。





上記のように2号機の配線については既に検証も終えて配線図も完成し、きちんと動作することも確認済みなんです。


しかし…


元に使われてた配線材がかなりショボく、それを流用しようとしたところトラブルが多発。


配線を終えて動作確認もOK→ピックガード閉じる→音が鳴らない、の繰り返し(T-T)

こんなこと初めて…(/_;)


仕方がないので、時間に余裕がある時に配線材を全てベルデンのものに総取っ替えすることにします(*`Д´)



というわけで

完成まではもうしばらくかかりそうです…



次こそは完成形の記事をアップしたいと思います!(>_<)