ウクレレのリビルド① | ENSEMBLE ni-ke

ウクレレのリビルド①


コンポーネントギター1号機はバフ掛けも終わり、その勢いで電装系も組んで一気に終わらせようとしたところ、なんとブリッジピックアップの断線が判明…。だいぶ前に買った安物だからなぁ…一度修理歴もあったし…。



余っているものが手元になかったため、仕方ないので代わりの安物をネットで注文し現在到着待ちです。ブログにアップするのは完全に組み終わった後にしたいと思います。



今回のコンポーネントギターのコンセプトは「今あるもので作る」でした。

ボディは貰いもの、ネックは以前交換したギターからのお下がり、ピックガードは以前作ったけど間違って面取りを裏側にしてしまったものの再利用、その他ピックアップやブリッジなどの部品も全て手元にあった余り物や部品交換後のお古を使って組み上げる予定でしたが、ブリッジピックアップだけは安物とはいえ新たに購入することになってしまい悔しい限りです(>_<;)



ちなみにラッカーの缶スプレーだけはさすがに「今あるもの」からは適用外としましたが、本当はもっと淡い色の青系の塗料が良かったのですが、上記のコンセプトから逸脱しないようすぐに購入できるものを模索した結果、近所のホームセンターに在庫のあったラッカー缶スプレーで唯一の青系だった「マリンブルー」を使うことにしました。



マリンブルーのコンポーネントギター1号機(バフ掛け前の画像)




そんなこんなで悔しさもあって、ピックアップの到着待ちの間ただ悶々としているのも嫌だったので、数年前に娘に買ってあげた安物のウクレレをリビルドすることにしました。





3千円くらいで買った気がします。

これで何か弾けるようにというわけではなく、弦楽器に親しむことが目的といった感じです。

買った当初は普通に満足していたものの…



塗装が甘いので縁がハゲハゲになってきたり…




ブリッジが欠けて無理やり直したり…


安物のギアペグのせいでチューニングも全然合わなかったり…


そして極めつけは娘からの

「ギター(ウクレレのこと)ピンクだったらいいな~」の一言。



これはやるしかないでしょう!



というわけでまずはブリッジを新たに作りました。



ほぼ同じように作ったつもりですが、本当に使えるかはまだ未実施です。材はナラを使いました。カエデと迷ったんですが、たまたまナラの端材が手元にあったので使ってみました。どうなるだろうなあ。

ブリッジと指板の元の材は「ウォルナット」、いわゆるクルミのようです。そこまで柔らかいわけではないけど、ブリッジとしては強度は微妙かと…実際すぐ欠けたし。まあナラだと大丈夫という保証もないですが、少なくともクルミよりは丈夫なイメージがありますね。雑談ですが、ナラはウイスキーの樽にも使われているため、近年のウイスキー需要のせいで材の単価が数年前に比べ数倍に跳ね上がってるとか。



一応、予備と練習も兼ねて2個作ってみました。


ちなみに、古いブリッジは本体にビス止めされていました。ビスは白い箇所(丸いプラ片?)に埋め込まれていたので、ドリルで少し掘ってから取り出しました。



そして次は塗装剥ぎ作業。いつもの借り物のランダムサンダーの登場です。



途中経過。やっぱりランダムサンダーを使うと楽でいい。サイドの曲線の研磨にもバフ掛けにも使えるし。いずれ自分でも買わねばと思ってます。

ここまで来たらあとは手研磨です。


こんなもんでしょうか。
安物のおかげか塗膜が薄かったので、塗装剥ぎ作業は比較的楽でした。


続きはまた後日。


コンポーネントギター1号機とどちらが早く完成するでしょうか…