次女(人間)の話 ~胎内記憶?~
あれはいつ頃の話だったか…
ちゃんと記録をとっておけばよかったといつも思うんですが…
まだ雪がある季節だったので、確か次女(人間)が3歳前後の頃だったと思います。
夕方、2人でお風呂に入っている時の会話
僕「今日は何して遊んだの?」
次女「ゆち(雪)あそんだねー」
僕「そうなんだ。楽しかった?」
次女「たのしかたねー」
この頃はまだ片言の域を出ませんでした。
その流れから何気なく
僕「そういえば、ミミ(次女のニックネーム)はお母さんのお腹の中にいたんだよ。」
次女「おなかねー。うまれたねー」
僕「!!」「覚えてるの!?」
次女「おなかねー。でた!(ジェスチャー付き)」
僕「!!!」
ちなみにうちはテレビを設置していない家庭なので(※子育ての方針とかそんな固いものではなく何となく)、次女がテレビや動画などから出産の知識を得ることはおそらく不可能。もちろん僕もmaiさんも出産に関することをこの時点で次女に話したことはありませんでした。
とにかくまだ片言の娘から「うまれた」という単語が出てきたことにまずびっくり。
しかも、「でた!」の時のジェスチャーは、両手をお腹から股のところにかけてスライドさせるという、ほぼ完璧に「出産」を表しているものでした。恐るべし…!
これが胎内記憶というやつなのか…!?
僕はこの時非常に興奮してしまいまして、お風呂場からmaiさんを呼んですぐに報告し、その後もう一度次女に同じ質問をするも、その後はスルーというか、曖昧な返答に終始するだけでした。
なんか、明らかに話したくないオーラを醸し出すんですよね。これが俗に言う「胎内記憶は一度しか話さない」と言われるやつなのか…?
何にしろ、その後は同じような話をしてくれることはありませんでしたし、もう少し大きくなってから同じような質問をした際には、明らかに絵本やアニメ(DVDはフツーに見せてます)などの知識を基に自分なりに話を創作して話しているような感じでした。
しかし、創作だとしてもそれから最近まで何度か同じような質問をした時に、話がぶれなかったのが以下の回答です。
Q.お腹の中では何してたの?
次女「クッキーとかお菓子を作ってたの」
Q.お腹から出る時大変だった?
次女「太陽にじゃまされたの」
Q.お腹の中に来る前はどこにいたの?
次女「お月さまの国でリリ(長女の猫)と一緒に暮らしてたの」
他の質問に対しては、創作らしい感じで毎回違う回答が返ってくるんですが、この3つの質問に対しては何度聞いてもほぼ同じ回答を返してきました。
「クッキーとかお菓子を作ってた」ってのは、お腹の中にいる時にお母さんが食べてたものの中でおいしいと感じたものの味を覚えてるのかな?とか、「太陽に邪魔された」ってのは分娩室の照明がまぶしかったのかな?とか、いろいろこちらの想像が膨らんじゃいますよね。何より「お月さまの国でリリ(長女の猫)と一緒に暮らしてた」なんて、もし本当ならこんなに素敵な話はないですよね。
大人が喜ぶ話を作ってくれてるだけなのかもしれないし、真実かどうかはもちろん確かめようがないけど、その中にほんの少しでも本当の話が混じってるかも、なんて考えてみたら…すごく興味を惹かれる話ですよね。
ゆち(雪)で遊ぶ次女(この写真は4歳頃)
長女(猫)と次女(人間)
次回は長女(猫)についてのエピソードを書きたいと思います。