聴く音楽の話 | ENSEMBLE ni-ke

聴く音楽の話


久々に音楽のお話でも・・・。



好きな音楽というのは、やはり年齢や諸々によって変わってくるものでありまして、

僕の場合は特に、「このミュージシャン(あえてアーティストという言葉は使いません)の曲」

という聴き方から、「この曲」という聴き方に変わってきました。



小学校の時は、歳の離れた姉の影響もあって「米米クラブ」をよく聴いていました。

今思えば、姉達(複数いる)はその頃中高生だったので、当時流行の

「チェッカーズ」とか「チャゲ&アスカ」とかいろいろな音楽を聴いていましたが、

その中から僕は自分で米米クラブの音楽を選んだということなんでしょうね。


米米クラブは当時としては珍しく、バンドの中にホーンセクションがいたり、

パーカッショニストがいたり、とにかくいろんな楽器を使って多彩な音楽を作るバンドでした。

そんなバンドが好きだったことを考えると、当時からアンサンブル好きの片鱗を

見せていたと言えなくもないかもしれません。


中学生くらいになると、当時流行のGLAYなんかも聴きつつ、しかし一番ハマったのが

BOφWYでした(やはり「φ」が大事)。バンドはとっくに解散していたし、

年齢的にもBOφWY世代の全然後なんですが、

初めて聴いた時には衝撃を受けたことを覚えています。

この頃から聴いていた音楽で未だに聴いているミュージシャンはBOφWYくらいですね。

来月発売のファン投票ベスト盤が非常に楽しみです。



僕は当時から世間一般のリアルタイムとは若干好みがズレていたというか、

ひねくれていた?ので、その後は高校生になってからもずっとBOφWYファンでした。

他にはBOφWYつながりで布袋寅泰さんや、ユニコーン、ピチカート・ファイヴなんかも

聴いていました。洋楽もちょくちょく聴いてましたが、ほぼビートルズとディープ・パープルの

2択でした。やはり好みが古いですね・・・。


こうして聴いていた音楽をピックアップすると一見なんの脈絡もない感じですが、

考えてみると流行とかよりも「自分たちにしかできない音楽」を確立していたミュージシャンが

好きだったのかな、と思います。

大学生になってからよく聴いていた東京スカパラダイスオーケストラも

また然り、といった感じですね。



ここらで、上記の各ミュージシャンの曲の中で一番好きな曲を挙げていってみます。

選ぶのは非常に難しいですが・・・。



・米米CLUB:「I know マジック」・・・全盛期の頃に作られた、米米クラブの魅力が最大限に

活かされている素晴らしい曲です。この曲とは関係ない話ですが、米米クラブはふざけた曲を

真剣に作るバンドで、そういう曲ばかりを集めた「SORRY MUSIC ENTERTAINMENT」という

アルバムをリリースしています。そういうところが最大の魅力だったと個人的には思います。


・GLAY:「サバイバル」・・・CDではなくビデオシングルとしてリリースされた曲。説明は不要でしょう。


・布袋寅泰:「DESTINY ROSE」・・・どっちかというと近年の曲です。ファン以外にはちょっと

マイナーかも。個人的には、布袋さんの魅力あるメロディー作りが完成されている一曲と感じます。


・ユニコーン:「すばらしい日々」・・・有名すぎる曲ですが、それでもあえてこの曲を推します。


・PIZZICATO FIVE:「大都会交響楽」・・・とってもいい曲なんです。機会があったらぜひ

聴いていただきたい。


・THE BEATLES:決められません。ごめんなさい。「HEY JUDE」「MAJICAL MISTERY TOUR」

「LUCY IN THE SKY WITH DIAMOND」など他にも多数。余談ですが、僕は自分が

所持している2本のフルートにそれぞれ「ルーシー」「ミシェル」と名前をつけているんですが、

そのどちらも由来はビートルズの曲名からです。


・DEEP PURPLE:「HIGHWAY STAR」・・・この曲以上にかっこいい曲はない。


・BOφWY:「B・BLUE」・・・ほぼ全曲好きといっても過言ではないですが、

この曲を聴いた時の衝撃といったらもう・・・ね。


・東京スカパラダイスオーケストラ:「世界地図」・・・茂木欣一さんのドラムが好きです。

ドラムなのになんであんなに明るい音が出せるんでしょう。そして味のある爽やかな

歌声もいいです。この曲もぜひ聴いていただきたい。


・コブクロ:「million films」・・・コブクロは上記には挙げませんでしたが、社会人になってから

よく聴いていました。「桜」も捨てがたいですが、やはりこの曲が一番好きです。



そして最近になってからは、最初に書いたように「このミュージシャン」ではなく「この曲」という感じで

ピンポイントで聴いています。それこそ1曲リピートで。自分でもよく飽きないなと思ったりします。

何曲か挙げてみます。



・ROCK'A'TRENCH:「光射す方へ」・・・バンドは少し前に活動休止しましたね。曲は某ドラマの

主題歌だったので聴くようになりました。非常にオリジナリティが高く爽快で、秀逸な曲です。

ちなみに「光が射す方へ」というように「が」が入るとMr.Childrenの曲になってしまうのでご注意を。


・マキシマム ザ ホルモン:「絶望ビリー」・・・ファン以外にはうるさいだの歌詞がどうだの

言われがちなバンドですが、よく聴いてみると歌詞や曲が計算して作られていることが

伝わってきます(たぶん)。

実際歌詞がちょっとアレな感じの曲は多いですが、この「絶望ビリー」に関しては少し前に流行った

漫画「デスノート」のアニメ版エンディングに採用された曲で、歌詞もデスノートの内容にちなんでおり、

曲としてはこれでもかというほど非常にかっこよく仕上がっています。


・B'z:「愛のバクダン」・・・今この曲!?的な印象を受けると思いますが、僕は最近になって急にB'zが好きに

なりました。理由はよく分かりません。今までは全くといっていいほど聴かなかったんですが・・・。

B'zの曲は他にもいろいろ聴いてみましたが、自分の中ではこの曲がダントツです。



最近の傾向としては、オリジナリティが高く、且つとにかく爽快だったり

最初から最後までひたすらかっこいい曲を好んで聴いている気がします。

そういう曲ってありそうで意外とないんですよね。



以上が僕の聴く音楽の変遷についてでした。

どうでもいい情報ですけど、自分で書いてみることでいろいろ発見もあったので、

書いてみて良かった気がしなくもないです。


「いい音楽」と出会うためには、今後も「食わず嫌い」の音楽をなるべく作らず、

何でもまずは聴いてみることが大事かな、と

いろいろ書いてみて思いました。


今回も長くなってごめんなさい・・・。




REN