グラファ(★トリミアン♀)

一人称は「僕」

年齢は15で身長は153cm

髪はぼさぼさでところどころ飛んだり跳ねたり。定期的にクラテーレが手入れしているものの本人が無頓着なので気が付くとすぐ元に戻る。髪色は濃い灰色。

前髪は目が隠れるくらい、横側だけまとまって腰あたりまで伸びている。

 

基本的に自室か研究室に籠っている。そのためかTシャツに白衣にジーンズと着飾る気が微塵もない。いらないと何度も言うのにクラテーレはショップに連れ出そうとしてくるためうんざりしている。

生活面においてはずぼらで面倒くさがりや。食事なんかもほとんど手抜きの簡素なものだったり、研究に没頭しているときは抜くことも多い。

その代わり研究に対しては熱心であり、どの分野においても幅広く勉強している。また仕事も真面目にこなし、依頼された品は特に厄介な仕事でなければ翌日にはこなしている(ただし次の依頼が入ると面倒なため期日ギリギリまで提出はしない)

薬品、機械、武器、日用品など多くのものを作ったり直したりできる。

 

科学者の家に生まれたグラファだが、物心がつく前に母を亡くし、研究に没頭する父には相手をされなかったため独りで過ごしていた。好奇心ということもあったが、父に自分を見てもらいたいために独学で科学を学ぶものの、どれだけ成果を示しても父から関心を示されることは決してなかった。次第に諦めかけていくグラファは、父と同じようにただひたすら研究に没頭していった。

そんな折、父が何者かに襲撃され命を落としてしまい、グラファも捕われてしまう。まだ小さかったが(当時10歳)顔だちも整っていて発育もよく、科学者の娘というより慰み者の用途として奴隷売り場に渡されてしまった。唯一の拠り所であった父(実際はそうなる以前の話であったが)も亡くし、生きる理由がなくなったグラファは、せめてもの反逆で隠し持っていた小型爆弾を使って奴隷市場を壊そうと考えた。そんなグラファの企みを見破ったのか、ヘイセはグラファを買って黒の貉へ連れて来たのだった。

 

血は繋がっていなくても自分を家族の一員として扱ってくれている。最も欲しかったものがあるこの場所を大切にしたいと、グラファは今思っている。なんだかんだ悪態をつきながらも、家族のみんなが大好きなのである。ただもう少し小言を減らしてほしいとも思っている

 

「いいじゃんか別にぃ……減るもんじゃないんだからさぁ」

「品物ならできてるよ、そこ。」

 

ミルキー(★シロデスナ)

一人称は「私」

年齢は27、身長は173cm

おっとりとした表情の女性。常に怪しげな笑顔を浮かべている。

黒髪で膝まで髪が伸びている。ストレートで整っており、ところどころ赤や青の小石が混じっている。

かなりの巨乳でさらに横が大胆に露出したレオタードのような衣装のため非常にエロい。他にはブーツのみと体のラインをぴっちりさせる服装。ただし普段働いているときはその上にゆったりとした長めのスカートをはいている。

かわいいものが好きで面倒見がよい。特に男の子が好み。ただし同じくからかうのも好きで、扇情的な自身の体を使って気に入った子を誘惑する。

 

体のほとんどが泥や土に変化でき、体内に多く蓄えると共に地面の泥や土を操作することもできる。ただ服が汚れたり髪が乱れてしまうため基本的に泥にするのは腕のみ。泥で押しつぶしたり、ぶつけたりする戦いが得意。泥の扱いは非常に上手く、また早い。本人の機転も効くが身体能力自体は高くない。

 

表の顔はスラム街にある菓子職人。黒の貉のカフェの近くにある。スイーツ全般が得意で、作るのも食べるのも大好き。凝った作りできれいなものが多いと評判。また飴細工コンテストの上位入賞者常連であり、一位も多く取っている。週に一回飴細工の公開サービスを行っている。菓子職人の時はスカートをはいている。

裏の顔は死体処理屋。泥や土を扱い身元不明や身分のない者の死体を人知れず処理していく。主に黒の貉の面々が始末した他国のスパイや怪しい人物の処理をしていく。

 

小さな村を丸々一つ、土で埋めてしまったという噂がある

 

ヘイセに連れてこられて黒の貉として過ごしたのち、菓子職人として自立した。菓子職人としての顔も大事にしているが、一番大事なのはもちろん家族。

 

「ふふ、飴細工に興味があるの?お姉さんが手取り足取り、教えてあ・げ・る」

「困った人を眠らせてあげるのが私の仕事なの。どんな人だって、寝かせてあげなきゃね」