個人的に好きな俳優の一人に、
「フェルナンド・レイ」がいます。
フレンチコレクションで世界的に有名になった、と言うべきかどうか疑問もあります。
カトリーヌ・ドヌーブと「悲しみのトリスターナ」他の有名映画にも出ていましたから。
日本側からの観点だと、
映画も音楽も「アメリカ合衆国で認知されないと有名じゃない」って
過去の歴史があったように思います。
マーケットがそうだった、ってことかな。
昔のフリードキン監督のメイキングの解説のなかで、
「英語もフランス語もうまくないのに、間違えてキャスティングしてしまった」的な
発言があった記憶があります。(スミマセン、持ってません)
パコ・ラバルのだったはずなのに、別の俳優が来た、だったか。
長年のインタビューのなかで、ニュアンスが段々変わってきて、
「昼顔」に出ていた俳優(実際はパコ)を求めていたのに、
スタッフが間違えて、フェルナンドを呼んだ、と。(動画サイトに複数あり)
肝心のソースを探せないので、記憶にあるだけなのですが、
パコ・ラバルにはきちんと伝わっていたと覚えています。
亡くなったときの特番で、過去のインタビューを流していました。
2001年ごろ。CSで視聴。
パコ本人が、
「フリードキン(スタッフ?)からオファーがあったんだけど、
”フランス語訛りの英語”を話してほしい、って言われて、
そんなのはムリだから「友人のフェルナンド・レイに電話して、
こんなオファーがあるけどどう?」
って言ったところ、フェルナンドは興味を示してニューヨークに飛んだんだ」
と語っていました。
勝手に役を振るとかありなの?(笑)
フェルナンドも流暢ではないけれど、ある程度英語を話せた、
とは監督の意見。
フリードキン監督は空港迎えたとき、「誰だ?この紳士は?!
おれはギャングを頼んだはず!」と思ったらしい。
何でか流れでホテルまで自分で運転して彼を運んだとも。
改めてパコに連絡してみたら、
「フランス語どころか、英語も話せない」ってことで
フェルナンドに決まった、だった。
結果的には「フェルナンドだったから映画が成功した」
と後に語っています。
監督は何度もそのいきさつを語っていますが、
「パコの所業」は未だに知らないのかもしれません。
だって未だに「昼顔のあの山羊ひげの俳優が欲しい。
って言ったら会社が”それはフェルナンド・レイ”だと言った」
で通してますから。
探してもあのパコの発言は動画で見つけられません。
でも確かにこの目でこの耳で見て聞いたのです。
どっかにないかなあ。
パコはフェルナンドよりも10歳近く下。
初対面の経緯のこと。
フェルナンドがカメラテストとかで立ち位置を確認していた時だったそう。
パコは大道具で働いていたのですが、
フェルナンドがコーヒーを飲みにいったか、トイレだったかで
「そこのお前、自分の代わりに此処に立っていてくれないか?」
って言われたのが最初だった、ってこと。
あのインタビュー、もう一度見たいです。