私が大学を卒業したのは1979年
男女雇用機会均等法の施行から今年30年とか言われていたから、
それより7年ぐらい前ってことだ
だから、という訳か、無名の小さな大学だったからか、
求人票なんて、就職課の前の廊下に、ほんの少し、並んでいただけで、
その中で女子も可、なんてあったのだろうか?
当時の就活スタートは4年生の9月(正式にはってことらしいが)、
私はその時、4週間の短期留学でカリフォルニアにいた。
そう、就活なんてしなかったのだ。
帰国後、やっぱり英語を使った仕事がしたい(世間知らずって言っているようなものだが)と、ツテを頼って開設したばかりの外国企業の連絡事務所で働きだした。
これが、私の仕事のスタート
当時はまだファックスだってメジャーじゃなくて、海外との連絡はテレックス!
タイプライターは電動だったけど、メモリーがある訳でもない、
その分のんびりした雰囲気だった。
が、その事務所ではいつまでたってもアルバイト、健康保険も厚生年金も、なし
大体事務所の所長は「女の子は結婚前にちょっとお仕事をするもの」という認識だったから
私は一年弱でそこを辞め、当時珍しかった女性専門の人材紹介会社を通して、アメリカ系の企業に入社した。
これが、私の仕事の始まり、37年前のお話
これからが長いのだが…