「老いのうた」27 「 夜 」 しんみりした 夜は 静けさが オイオイ 泣いています しんみりした 夜は まだ行ったこともないあの世の 話し声がきこえてきます もう とっくの昔 亡くなった友達が ゆらゆら笑っています 静けさが ポロリポロリ 泣いています そんなことも そうだったことも 夜の 腐食が絶え間なく 進み ポロリ ポロリ ポロ ポロ 味もない 夜を食べる僕は 夜です