あの千利休の兄弟子でありながら、

利休とは真逆とも言える道を歩んでいたのが

茶人「丿貫(へちかん)

 

 

秀吉が北野天満宮で開催した日本最大級の屋外お茶会で

全国各地の茶人達が、秀吉をもてなすために豪華さを強調する中

静かに現れた丿貫は、巨大な朱塗りの傘を1つ開き

その下に座る場所を設けただけの質素な茶席をこしらえた。

 

場違いに質素だから逆に目立つ。

 

 

想像するに、、、

 

 

一見、粗末な身なりをしているが、

人並みならぬオーラを放つ人物が

静かに座っていたのだと思う。

 

 

すると、、、

 

 

秀吉も「あいつは何者だ?」となり、

お茶を立ててもらったら、

さっぱりとした味の薄いお茶を出された。

 

秀吉は、すでに多くの茶席でもてなされていたので、

さっぱりしたお茶の方が心地よかった。

 

秀吉は、丿貫が、あえてさっぱりとした味わいのお茶で

もてなしたことを悟り、とても喜んだという逸話が残っている。

 

 

 

千利休を否定するつもりはないが、、、

 

僕は、丿貫のような生き方の方が、

逆にカッコいいと感じてしまう。

 

 

 

老子の言葉に次のようなものがある。

 

其の鋭を挫き、其の紛を解く、

其の光を和し、其の塵に同ず。

 

 

意味は、

 

自分の才能や能力を見せぬようにしているが、

それでいて、様々な紛争や問題を解決し、

自己の神の光明を人々に当てる度合いも

人に応じて柔らかく和やかに放射し、

塵の中にいるような立場の人にも、

同じ立場に立って和して行く。

 

和光同塵(わこうどうじん)

 

そんな生き方に憧れる。

 

 

 

ロンズーx

 

追伸:

持続可能なリゾートを提供している

ツリーフルツリーハウス

沖縄の名護市にある。

https://treeful.net/

 

僕は、豪華なリゾートよりも

こんな空間の方が、数倍も贅沢に感じる。