寒くもなく

ひもじくもなく生きる

何よりも安全に生きるため

厳しい自然と闘ってきた。

暮らしよい風土にするため

野や山をあるときは

人の手によりつくり変え

動物や植物を育てて

作物を収穫して

自然のかなりの部分を克服した。

しかし

自然の中には

人の力では到底及ばない部分がある

そんなことも知っていた。

 

だから自分で判断をして

それでもなお

判断に迷ったときには

自分以外の何かを知ろうとして

神仏や占いに頼った。

次第に占いは

自分の判断の努力とは

関わりないものになって

自分が何かの考えを持つより前に

占うことも増えた。

 

時には占いは

生活の方法になり

日々毎日の大事なことになり

占いで生活を決めている現実がある。

個人の生活や

組織の営みで

判断に影響を与えるものは

ますます拡がって

手に負えなくなってしまったことは

誰もが分かっている。

 

自分で判断する不安は

占いで判断する不安と

大差がないことも知り始め

誰もが自分の占いの方法を

持ち始めている。

あくまでも謙虚に

自分を信じることが

どれほど大切かを学び続けている。