「呪いの人形」ストーリー見解
この物語は「呪いの人形」MVをホンビンからの視点で
私が勝手に想像したものにすぎない一作です。
小説と言ったらよいか、詩と言ったらよいかわかりませんが(^_^;)
私なりの解釈です。
ヒョギ視点ストーリーもあるのでよければこちらも読んでみてください^^
それでもよろしいよ(^O^)という心優しい方はお読みください↓
何も見えない。何も感じない。もう声も届かない。
僕たち6人は閉じ込められた。
それぞれがそれぞれを象徴する小部屋。
鎖につながれて、肉まで削げて、とっても痛そう。
でも僕は・・・なぜ自由に手足を動かせるんだ。
みんなどんどん傷つけられていく。
澄んだあの目はどんどん憎悪に変わっていく。
ヒョギ・・・楽しそうに笑顔を見せてくれたのに、いまではすっかり変わってしまった。
いつしかその目が彼女ではなく僕に向けられるようになった、
気がした。
僕が彼女のお気に入りだから?
でもそんなのいつまでの話だと思う?結局遊んで捨てられるんだよ
みんなどんどん苦しめられていく。
このガラスの壁さえ破ることができれば、みんなの元へいけるのに。
なんでそんなことを思っている僕に怯えたまなざしを向けるの、やめてよ。
僕は悪い人じゃないのに、みんなのことを大切に思っているのに。
まるで僕が彼女と同類かのように。
そんな時、彼女が契約を持ち出した。
“私のお気に入りだから、あなたに素敵な話を持ってきたわ。彼らの鎖を外してあげる。その代わりあなたが呪いの人形になるの。私と一生ここで暮らせるのよ。”
でもそんなのウソ。僕をおもちゃにする気なんだ。
知ってた。
やめたかった。
ここから出たかった。
自由な世界へ再び解放されたかった。
行きたかった。
みんなと一緒にいたかった。
でも僕が人形になれば?
少しの間だけでも呪いの人形を動かすことができる。
ということはみんなを解放させることができる。僕を除いて。
葛藤の末、僕は口を開いた。
まだ明朝。だれも目覚めていないあの日の朝のことだった。
“僕を人形にしてくれ。”
彼女はゆっくり微笑みを浮かべた。
人形・・・そうだね。きっと5人を逃がすことなんてしなければ、自分の意志で動けていただろうね。
でも助けたかった。
笑顔になってほしかった。
だからね、後悔はしてないよ。
※無断転載禁止です!(と言ってみる)