タクシーの中で同乗者と日本語で話をした後、先に同乗者が下りると運転手に「日本人か?」と聞かれたことは誰でも何度かあると思います。

今日の運転手は日本語の単語をいくつか知っている人でした。ご本人は日本には行ったことはなく、親戚が東京、それも山口百恵の自宅の近くに住んでいるそうです。



「「到了」は「着いた」でしょ?」と聞かれ、

「よく知ってますね、すごいですねっ!でも「着きました」というともっと丁寧になりますよ。」と教えると、それからずっと家に着くまで「着きました」「みぎ」「ひだり」「まっすぐ」を二人で反復練習しました。


運転手のおじさんは「今は言えてもすぐ忘れちゃうんだよなー」と言っていましたが、「今年の夏は北京に日本からたくさん来ます、もしタクシー運転手が一言でも日本語を話してくれたらきっと北京に初めてきた日本人は喜びますよ!」というと、「そうかーじゃぁもう一度勉強し直すかなぁ~」と言うので、なんだかとても嬉しくなってしまいました。


もし自分が中国語をまったく話せず初めて北京にきてタクシーに怖々と乗り、何とか目的についていきなり「着きました」って言われたらびっくりするし、嬉しいと思います。


タクシーはまだ赤いタイプの車で、同乗者がいた手前、別の新しいのを探そうかなと思ったのですが、ほかを探さなくてよかったです。


また、この前も弁当を届けに来てくれた配達のおじさんが、片言の日本語を恥ずかしいそうに話したのでびっくりして「どこで勉強したんですか!?」と聞いたら「独学なんです。だからうまくしゃべれません」と言っていました。

私はそれを聞いてなんだか胸にすごい熱いものがこみあげてきてしまいました。