顔 | 草刈りの話

今日は、腹痛につき一日中家に。
まったく、、、。
生理休暇とか普通にとれる世の中になってほしい。

そして、夜中にはさすがに良くなってきたので、阪本順治監督の、【顔】をみました。
密かにずっとみたかった作品。

他の作品もみたくなってしまった。
大阪とアウトローを描かせたら右に出るものは、いないとかなんとか。

今作は、初の女性主人公の作品だそうで。
藤山直美です。
大袈裟であまり好きな演技ではないけど、引きこもりがちな主人公が、殺人を犯し、逃亡を続けるうちに、色々なちょっと外れた人たちに出会い、過ごしてゆくという、たくましさがよく伝わった。

そして、脇役陣が個性派揃いで、素晴らしかった。
特に、わたしの好きな、佐藤浩市が出ていて、最近年齢により染み付いてきた、変な貫禄がまだ付く前で、ちょっと頭の悪い、素行も悪い役が大変似合っていた。

そしてまた、わたしの好きな、岸部一徳も出ていて、もうたまらない個性派っぷり、不思議っぷり、怪しさ、胡散臭さ、でも優しい、人間臭100な感じが、いつも惹かれてしまう。


いつも、映画から教訓を得ようとか思ってみているつもりはないんだけれど、いろんな人間がいて、みんな生きることに必死で、ダサくって、弱くって、
人間っていいなとは思わないけど、まあ可笑しいなみたいな感じは、受けた。


cobaの主題歌が、藤山直美に合っていて凄く良かった。


ぜひ、他のコテコテなアウトロー作品も観てみたい。