マグノリア | LibrarianSociety

マグノリア

先月観た・・・の中からマグノリアを。


先日、やっぱりそうだったか!の記事を発見。

トム・クルーズなんですが、妙な熱演ぶりでものすごく気になったのです。

私はあまりトム・クルーズって好きじゃなかったんですが、この映画でひっくり返りました。

多分彼の演じた役柄と、彼の境遇自体に共通性があったからなのでしょうね。


そう、トム・クルーズ。この映画の中で、彼は「誘惑して押し倒せ」というものすごい題名の

本を書いていて、セミナーをやっていて、信者が沢山いるカリスマ役を演じています。

あまりにすごくてぶっ飛んでしまいました。

周囲には一生懸命自分の内側を隠して、隠して、隠しきれない・・・彼。


インタビューの中、だんだんだんだん彼の強がりが崩されてくる。

しまいには彼はそれ以上演技を続けられなくなり、だんまりを押し通して

タイムアウトという卑怯な手まで使って自分のプライドを保とうとする。


そしてその中で、彼と彼の父親の間柄が浮かび上がって来る。

・・・そこへ一本の電話。彼の父親が、癌で死にかけているという・・・


彼がその後どうするかは、映画を観てのお楽しみですが。


この映画は、いろいろな人のいろいろな人生があるアクシデントを通じて結びついて

いるというもので、その「アクシデント」ばかりが取り上げられることが多くて

損をしているなあと思ってしまいます。

それぞれの日常を淡々と追っていくことが多いので、スペクタクルとかを

望んで観てしまうとがっかりしてしまうかも。


・・・私は好きなんですよ、この映画。視点が冷たい、いやだと言った人もいるのですが、

私には逆に思えてならない。(まあ、見た人によって感想が違うのはあたりまえですが)

人それぞれ、一生懸命に生きているのを暖かい目で見ているように思うんです。


登場人物が多いので、誰に共感するかも人それぞれでしょうが、それはそれで

良いのではないかと。