便利になることが全て良いことではない | ブログのタイトル:エノモノモノゴコロ

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~ENOMO's heart and favorite things~
生きている限り希望の光は決して消えない
辛いことも多いけど明日は笑顔でいれますように
思い浮かんだココロとモノのモザイク模様のブログです

おはようございます。
昨日はあいにくの雨の中外での仕事で、冷え込む感覚を久しぶりに味わいました。
まだどうしても夏の気楽さが抜けていない自分を反省しました。

さて、世の中日進月歩で便利になっていることは言うまでもありません。しかし、その反面便利さが幸福度と比例しない事が目立つように思います。

例えば、誰かとコミュニケーションを取りたい時に携帯電話、メールを始めツイッター、ライン、FB等々数え上げればキリがない程あります。

それだけツールが揃っいれば、さぞ現代人は他人とのコミュニケーションが上手だろうと思うが、実際には多くの人が他人とのコミュニケーションが上手くできない事に悩んでいる。

さらに音楽も様々な媒体で供給され、聞く気になればどんなジャンルのものでも即座に聞くことが出来る。

これもまた、音楽業界に活気をもたらすもののはずが何故か音楽業界は長年不況でCDの売り上げが伸びていないのが現実です。

まだCDが出来る前は音楽を聴くときはレコードかラジオで聞くしかなかった。(もしくはライブに行くか)
レコードをちゃんと聞くのはとても手間がかかるもので、ある意味不便でした。

30センチ角の紙のジャケットからビニールに包まれた重たいレコードをそっと取り出し、手垢がつかないように端を持つ。

レコードは静電気でホコリが付やすいので専用のスプレーをかけてこれまた専用のホコリ取りで拭き、ようやくターンテーブルに乗せる。

レコード針もホコリが付いている場合があるので専用のブラシでホコリを落とす。

( ´Д`)=3 フゥ
ようやくこれでレコードを聞くことができました。
これはもう正座せんばかりの態勢で聴かなければ損です。

不便な分レコードを聴く時間は至福の時間とも言えました。
私より上の世代の方はレコードを聞くために喫茶店に行ったりしたそうです。

今現在の音楽の聞き方は、つい「ながら聴き」をしてしまいます。
手軽な分貴重価値が下がってしまったのが音楽業界の不況の原因の一つなのかもしれません。

「ながら聴き」と同じ位の時間、じっくり音楽を聴かなければと密かに決意するのでした。


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