【2000年問題】というのがあった事を。
そもそも【2000年問題】とは、コンピューター

それが2000年になったら下二桁が00になってしまい。コンピューターが1900年と認識し、あらゆる誤作動が発生するのではないかというものである。
最悪、全てのライフラインと交通がマヒし、大きいところでは原発のメルトダウン、小さいところでは炊飯器すら動かない、現代社会が崩壊してしまう


『Y2K』問題と呼ばれクイズ番組などで「何の略でしょう

当時勤めていた会社で、(専門家でもないのに)電算課で働いていた私は、当然対応係となった。涬
(もちろん専門のSEの会社に丸投げですが煜)
当時も景気が悪く予算的に苦しかったが、綿密に計画を立て年末迄には準備万端整い、2000/1/1は検証の為、会社のプロジェクトメンバーとSEで集合となった。

1999/12/31の11:55
世界で、最初に年が明けるオーストラリアのカウントダウンの模様がテレビ中継されていた。
あれ

刻一刻とカウントダウンが進む

鼓動が高鳴る


「5・4・3・2・1(英語)」
ウワーっキター

どっ、どうなっちまうんだ
「ゼローっ

陽気なオージー達のお祭り騒ぎが中継され続けている。

あれ


「しゅーりょーっ淏

どこからか聞こえた気がした。
ここ数ヶ月の苦労は何だったのだろう焏

気絶する様に眠りについた

元旦の朝、プロジェクトメンバーとSEで会社に集合した。
当然、年末の意気込みはすっかり消え一応、一時間ほど動作確認をして言葉少なく解散した淏
【2000年問題】はもともと騒ぎ過ぎだったという説と、障害を回避すべく関係者が努力したから
たいしたシステム障害が未然に防がれた

後日、担当してくれたSEに聞いたのだが、12/31にたくさんのSE達が、直ぐに対応すべく都内のホテルで待機していたそうだ。
私は、その話を聞いて
みんなが頑張ったから当たり前の正月を迎えることができたのだと、思っている

そして、Y2Kは一生忘れられない出来事であろう。